PUFFYがゲスト参加したセルフ･カヴァー集『The Body Acoustic』がリリースされたばかりのシンディ･ローパー。彼女の代表的な名曲「トゥルー・カラーズ」が、“カヴァー”ではなく“サンプリング”されているという曲は、映画『セイブ・ザ・ラストダンス(原題：Save the Last Dance)』のテーマ・ソング「Shining Through」ではないでしょうか？
　この曲はNYのハードコア・ラップ・ユニットONYXのオリジナル・メンバーで、俳優としても活躍しているフレドロ・スターが、しみじみと優しい歌声の女性R＆Bシンガー、ジル・スコットをフィーチャーしたもの。同映画のオリジナル・サウンドトラック『セイブ・ザ・ラストダンス』の1曲目に収録されています。バレリーナを目指す少女とヒップホップ・ダンスが得意な青年の愛と友情を描いた青春映画で、フレドロ・スターも出演しています。サントラには他にもK-Ci＆JoJo、Q-Tip、Ice Cubeなどのアーティストの楽曲が多数収録！ 日本盤化はされていませんが、ウータン・クランのメソッド・マンやブラン・ニュー・ヘヴィーズへの参加で知られるサイ・スミスの楽曲などを収録したサウンドトラック第2集までもがリリースされたことでも、2001年の公開当時にどれだけ音楽的に話題になった映画か、うかがいしれますね。