このCMで流れている音楽は、米国のロック・バンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの楽曲「I’m Sticking With You」を、今年フジロックにも出演した英・ロンドンのエレクトロニック・プロデューサー、ジェイムズ・ブレイクが再解釈したアレンジ・ヴァージョンです。adidasは「YOU GOT THIS」をメッセージにしたグローバル・ブランド・キャンペーンを2024年1月より開始しており、2月に公開された選手と周囲の人々との“支え合う力”を描いたキャンペーン動画「We All Need Someone To Make Us Believe」でも同曲が使用されています。
オリジナルの「I’m Sticking With You」は、1970年発表の4thアルバム『LOADED』のためにレコーディングされたものの、アルバムには収録されずバンド解散後の1985年未発表曲集『VU』に初収録されました。ルー・リードとモーリン・タッカーによるデュエット・ソングで、「君に寄り添うよ 僕は接着剤でできているから 君ががすることなら僕もするよ」と歌う、CMの内容にもふさわしい楽曲です。昨年11月に再発された『LOADED』などでもアウトテイクとして聴くことができます。