PARCOが、年明け1月2日から開催する冬のグランバザールのCMを12月16日に公式YouTubeチャンネルにて公開。今年は、公開から20周年を迎える、今敏監督の伝説的アニメ映画『パプリカ』とコラボレーションしています。
2006年に公開された『
パプリカ』は、他人の夢を共有できる画期的テクノロジー“DCミニ”の盗難をめぐり、精神医療総合研究所に勤める主人公が夢探偵“パプリカ”として他人の夢に侵入し、事件を解明していくSFサイコ・サスペンス。狂気的で幻想的な今監督の映像美とともに描かれる、夢が現実を侵食していく物語は衝撃作として語り継がれています。アニメから着想を得たCMは、おもちゃや家電といった“モノ”が練り歩く有名な「パレード」のシーンをオマージュし、映画のキャラクターが現実の渋谷の街に侵食していくカオスな仕上がりに。ラストはエレベーターガールに扮した主人公・パプリカがグランバザールへ誘われる場面で締めくくられます。
このCMで流れているのは、映画でも、無機物たちが練り歩く奇妙な光景をより壮絶に演出した劇中歌「パレード」です。『パプリカ』の音楽は、今監督の2002年作『
千年女優』や2004年のTVアニメ『妄想代理人』から引き続き、今監督が熱烈な信頼を寄せる
平沢進が全面的に担当。平沢のソロ・アルバム『
白虎野』の表題曲をアレンジしたEDテーマ「白虎野の娘」などを収めた
サウンドトラックも映画と同様に名盤として人気を誇っています。