東京都立日比谷高校に実在する部活動「雑草研究部」をモチーフに脚本家で映画監督の
上村奈帆&モノガタリラボで原作を開発して誕生した漫画『ザッケン!』(小学館 刊)を、上村が自ら脚本・監督を務めて映画化。映画脚本・監督作『書くが、まま』(2019)、『
三日月とネコ』(2024)や、『
市子』(2023)の脚本も手がけ、日常の中に潜む希望を優しい眼差しで実直に描いてきた上村監督が、本作でその感性により一層磨きをかけ、「夢中になれない」「自分がまだ何者かわからない」という思春期の少女が今までちゃんと見ていなかった足元の雑草から自分らしさを見つけていく青春の日々を、繊細にかつ瑞々しく映し出している映画『ザッケン!』が、4月3日(金)より東京・新宿ピカデリーほか全国順次公開することが決定。合わせて、本作の予告編とポスター、主題歌情報が公開されました。
ダブル主演を務めるのは、『蔵のある街』(2025)『とれ!』(2026)と主演作が続き、『TOKYOタクシー』(2025)では第49回日本アカデミー賞新人俳優賞にも選出された
中島瑠菜と連続テレビ小説『
おむすび』やドラマ『ぼくたちん家』など話題作に出演する大島美優のフレッシュコンビ。その他、本作が映画初出演となる八神遼介(
ICEx)、グラビア界でも絶大な人気を誇る
豊島心桜、『恋愛裁判』での演技も高い評価を集めた仲村悠菜(
私立恵比寿中学)らを始めとしたフレッシュなキャスト陣と、
中島歩、
板谷由夏、
土屋伸之(
ナイツ)、
岡本信人ら実力派俳優陣が脇を固めます。雑草の監修は、TVのバラエティ番組などでも活躍する日本有数の野草愛好家“のん365日野草生活®”が担当。道ばたの草花を“雑草”としてではなく、名前や効能、季節の変化とともに紹介し、自然との共生や足もとにある豊かさを伝えている彼女と『ザッケン!』原作者でもある上村監督のタッグにより、“ためになる”雑草雑学もふんだんに盛り込まれた、芽吹きの季節にピッタリの青春映画。
高校1年生の春。杉野ゆかり(中島瑠菜)は、何かに夢中になれるわけでもなく、ただ日々をこなすだけの“どこにでもいる少女”でした。新しい生活の始まりに心が躍るようなこともなかった彼女の前に現れたのは、雑草の一つ一つを愛し、その生命力に魅せられている同級生の徳田みみ(大島美優)、──通称“ドクダミちゃん”。満面の笑みで「こちら雑草研究部です!」と挨拶をするドクダミちゃん。ある時は、校庭を歩こうとするゆかりを静止し、「こちらドクダミ生えていますんで」と雑草たちを守ろうとしたり、雑草を見ながらしゃべったり、(雑草で)お茶を作ったり…。ちょっぴり風変わりだけど、驚くほど真っ直ぐでピュアな心を持つドクダミちゃんに、ゆかりも少しずつ心を開いていきます。そんなドクダミちゃんの願いは、“雑草研究部=ザッケン”の復活。両親や先生ら大人たちは、将来に役に立つ部活を勧めますが、ドクダミちゃんの熱量に戸惑いながらも、いつしかゆかりは彼女とともにザッケンの復活を目指し、活動を始めることとなります。しかし、野球やダンス部などを見て「あれが主人公なら、こっち(雑草研究部)はモブでしょ」と卑屈な考えが抜けないゆかりに、「このタンポポを主人公にみたら、走っている人たちは背景に見えました」と独自の視点を語るドクダミちゃん。「ザッケンは好きなことを、好きでいていい場所です」と胸を張るドクダミちゃんの姿に刺激され、ゆかりも「このままじゃ嫌だ!」と自分の好きを見つける一歩を踏み出します。
そんなドクダミちゃんとゆかりの背中を押すように、湊ゆずが書き下ろした主題歌「雑草図鑑」(読み: たからものずかん)が予告編に流れます。“自分だけの宝物を探す旅”を続ける事は簡単ではないけれど、自分を信じて進み続ける冒険者になる勇気をくれる主題歌となっています。
そして、春の訪れのような温かさと、観る人の心のビタミン剤になる本作らしく、ビタミンカラーの黄色が目を引く、明るくて、自然を感じる優しい雰囲気に包まれたポスターも完成。ぜひチェックしていただきたいところです。
[コメント]今回主題歌を書き下ろさせていただいたシンガーソングライターの湊ゆずです。
ほのかにむず痒さや甘酸っぱさを感じ、やんわりと心が解けるような作品に携われてとても嬉しいです。
この作品に触れた皆様の人生が雑草(たからもの)に溢れ、息吹きまくることを私も願っています。――湊ゆず©2026上村奈帆・モノガタリラボ・プクプク/小学館/『ザッケン!』製作委員会