愛知県名古屋市在住の刺繍作家、
risa ogawaが個展〈多弦刺繍と空間原理〉を4月3日(水)から7日(日)まで東京・新井薬師前のギャラリー・スペース「スタジオ35分」にて開催。会期中の6日(土)には、会場にて“Closing Party Live”として、17:00開始の第1部 / 20:00開始の第2部と、
Gofishがライヴを行ないます。
risa ogawaは、ラッパー
Campanellaが2016年に発表したアルバム『
PEASTA』のジャケット・アートワーク制作に参加し、翌年に渋谷 WWW Xで行なわれた同作のリリース・パーティでは会場内の装飾を担当。今回の〈多弦刺繍と空間原理〉は、2017年に大阪・山本製菓で開催した個展〈赤いシシュウ。〉の記録写真を編集した『PHOTO BOOK「赤いシシュウ。」』の出版を経て、各地で不連続に行なう個展シリーズの東京篇。日々変化するインスタレーション・アート作品が展示されます。
「多弦刺繍と空間原理」
変化をせずに存在し続けることは無理に等しい。
私たちは有限であることによって生まれる価値の中に生きている。お金にしても、命にしても、若さににしても有限であるという前提で社会を構成している。
変化は永遠に続く。終わりはない。始まりもない。ただそこに存在し、別の場所に移動するだけだ。変化の円運動が螺旋であることに遅かれ早かれ気付くだろう。
時として、自分の根源を見失ってしまうこともある。
光から照らされていることを忘れてしまって狭く暗い場所で重たい物質に膨れ上がることもあれば、広い空間で解放され自と他の境界が曖昧になって世界に解けきることもある。
底にある湖は波立つ事もあれば、穏やかな(そこに水面があることも忘れるような)平安を保つ事もある。私たちはただただ、それを眺めている。
集中と解放を思い出したら肉体を持っていることを楽しめばいい。
宗教と科学は融合する。芸術はその少し前に発生する。準備された空間は既にもう満ち足りている。――risa ogawa, 2019