ピアニストの
H ZETT Mが、3月14日(土)に長野・八ヶ岳高原音楽堂にて〈ピアノ独演会2026 三月 – 八ヶ岳で二重奏の陣 -〉を開催しました。
2024年11月に開催された〈独演会 八ヶ岳の陣〉で四季をめぐる音楽の旅を終えたH ZETT M。その余韻を抱きながら行なわれた今回の公演は、前半をピアノソロ、後半はゲストを迎え、デュオという構成で展開。
第1部では「記憶」「跳躍」「Backin’On」「雲」「夢」「水の流れ」などのオリジナル曲に加え、
ベートーヴェン〈ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13《悲愴》第3楽章〉を披露。個性豊かでユーモラスなシーケンサーなどを交えながら、観客をクスッと笑わせる場面もあり、ジャンルを横断する自由な演奏で八ヶ岳の静かな空気に豊かな響きを広げました。
第2部には、新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターのヴァイオリニスト、
西江辰郎をゲストに迎え、「AKATSUKI」「それはまるでタンゴ~リベルタンゴ」「On Fire」「地平線」などをピアノとヴァイオリンによる二重奏で演奏し、二つの楽器のみで生まれる緊張感あるアンサンブルを披露。クラシックと即興性が交差するステージに、会場は大きな拍手に包まれました。
アンコールでは、2月にリリースされた
H ZETTRIOのシングル「卒業のエアロライト」について、楽曲制作時の思いをH ZETT Mらしい自由な語り口で解説。思わぬ脱線トークに会場は笑いに包まれ、終始温かな雰囲気となりました。ラストは「New Spring」を演奏し、春の訪れを感じさせる楽曲で、公演は温かな余韻の中、幕を閉じました。
なお、H ZETT Mは、ピアノ・トリオ“H ZETTRIO”のバンドリーダーとしても活動しており、全国のジャズ・クラブ・ツアーや各地ライヴを展開しています。5月5日(火・祝)には東京・LINE CUBE SHIBUYAで恒例のファミリー向けライヴ〈H ZETTRIO LIVE 2026 こどもの日 Special〉を開催。こちらは今年で、10周年を迎える節目の公演となり、H ZETT Mは「今回は少し特別なことも考えています」と語り、10周年公演への意欲をのぞかせています。
自然に囲まれた八ヶ岳のステージで、ピアノ独奏から二重奏へと広がる音楽の対話を届けたH ZETT M。7月28日(火)神奈川・横浜市港北区民文化センター ミズキーホールにて、
北原雅彦(
東京スカパラダイスオーケストラ)を迎えて開催される〈ピアノ独演会 2026 七月 -来賓と共に綱島の陣-〉でも新たな音楽の化学反応を生み出しそうです。