2016年は20世紀のジャズ・ジャイアント、
マイルス・デイヴィス(Miles Daivis)生誕90年にして没25年のメモリアル・イヤー。
ドン・チードル主演・監督による映画
『マイルス・アヘッド』の公開や、
ロバート・グラスパーによるリミックス・アルバム
『エヴリシングス・ビューティフル』のリリースなど話題がつきないなか、10月26日(水)に1966年から68年までの未発表スタジオ・セッション・レコーディングを2時間以上収録したブートレグ・シリーズの第5弾『マイルス・デイビス・クインテット: フリーダム・ジャズ・ダンス』の
国内盤(SICJ-30005〜7 4,800円 + 税)が発売されます。
本作は
ロン・カーター(b)、
ハービー・ハンコック(p)、
ウェイン・ショーター(sax)、
トニー・ウィリアムス(dr)による“第2期黄金クインテット”のスタジオ録音をおさめた3枚組で、オリジナル4トラック・マスターテープから24ビット / 192kHzで新たにマスタリングされた音源を収録。60年代後半、マイルスが新たな音楽的方向性を打ち出したサウンドの深奥にせまります。
笑うマイルスが表紙の
『マイルス・スマイルズ』(66年)を筆頭に、
『ソーサラー』(67年)、
『ネフェルティティ』(67年)、
『ウォーター・ベイビーズ』(68年)、
『マイルス・イン・ザ・スカイ』(68年)からの選曲で、録音現場での臨場感を体感できる曲順や、リハーサルを含む全セッション・リール、パッチ・テイクやスタジオでの会話など、マイルスがスタジオで実際に音世界を構築・創造していく過程をおさめたドキュメントとしても興味深い内容。マイルスが60年代の終りに近づくにつれて突き進んでいく革新的な音楽世界をより深く理解するヒントとなりそうです。