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H Jungle With t・亀梨和也・ローリング・ストーンズなど 7月第2週の注目作

2026/07/07掲載
今週リリースされる作品の中で、チェックしておくべきなのは何ですか?
 7月7日は七夕。織姫と彦星が天の川で会える1年に1度だけの日を祝い、願いごとを書いた色とりどりの短冊が笹を揺らす光景は優しい風情を運んでくれます。音楽業界でもこの日に合わせて、縦長の8cmシングルCDを短冊に見立てた“短冊CDの日”が開催され、90年代に人気を博した懐かしいフォーマットの作品が多く並びます。

 7月第2週(7月6日[月]~7月12日[日])でまず注目なのは、今年で4回目を迎える〈短冊CDの日2026〉の約30作品を超えるラインナップ。中でも目玉は、ダウンタウン浜田雅功小室哲哉によるH Jungle With tが1995年に発売し、130万枚を超えるヒットを記録した2ndシングル「GOING GOING HOME」の復刻盤。夏の海辺の気怠いムードや、失って気づく大切な人への想いを描いた切ないサマー・アンセムで、彼らの持ち味だったレゲエやジャングルのサウンドも当時の空気を思い出させてくれます。さらに、90年代終わりに、アニメ『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』のOPテーマとして大ヒットしたPENICILLINロマンス」も“短冊CD”で復刻されます。

 復刻盤だけではなく、ソロ・デビュー40周年を迎えた渡辺美奈代の新曲「GOOD DAY!!」も、渡辺にとって96年以来となる短冊CDで登場。歌詞は息子の矢島愛弥が担当し、長年ファンに愛され続ける母の姿を間近で見てきた彼だからこそ書ける「推し心」が込められています。そのほか、アーバンギャルド松永天馬による“オジドル(=オヤジ・アイドル)”ソング「唇まで8センチ」をはじめ、衝撃の“デトロイト歌謡”を生み出したTnakaや富士山ご当地アイドル3776ら〈短冊CDの日〉常連組の新曲もずらり。マサ子さんのまゆたんとシンガー・ソングライターのルカタマによるTAMAYURAMや、日本最古のネオアコ・バンド“バチェラーズ”の新作など、昭和世代の興味を引く作品もあり、主にインディ・シーンで活躍する個性派たちの作品にも出会える充実の内容です。



 個性派と言えば、少年ナイフの初期作『みんなたのしく少年ナイフ』が、1982年の自主制作カセット以来、初めてCD化されて7月9日に発売されます。制作本数わずか89本という“幻の音源”で、ニューウェーブ色の強い「亀の子束子のテーマ」 や、後にアルバム収録される楽曲の初期ヴァージョンを収録。さらに 「サボテン」「わたしは現実主義者よ!」「惑星X」 など、この作品でしか聴けない曲も含まれています。

 そして、7月8日には、田中みな実との結婚発表や「THE MUSIC DAY 2026」での“修二と彰”復活など、話題が続く亀梨和也の1stソロ・アルバム『WAVE』が発売に。KAT-TUN解散と事務所独立という大きな転機を経て生まれた本作には、新しい環境で活動を始めた彼の“現在地”が刻まれています。GRe4N BOYZ提供の「’O sole mio」は、手探りでも力強く前に進もうとする心境が、疾走感あるロック・サウンドで力強く表現。リード曲「WAVE」では、儚い世界観の下、愛しい人に触れたいという繊細な想いが、寄せては返す波のように描かれています。このアルバムのコンセプトは、心や感情の揺れと楽曲の幅のグラデーションを“WAVE”に例えたもの。新境地に踏み出した亀梨和也の前に向かう力みではなく、“心の揺れ”が描かれ、彼の誠実さがより自然に伝わってきます。その等身大の表現が、変化の中で一歩を踏み出そうとする人の気持ちにも寄り添う作品となるでしょう。


 また、7月8日にリリースされるアニメ主題歌シングル3作にも注目です。まず、アイナ・ジ・エンドが歌う『ONE PIECE』エルバフ編OP曲「ルミナス - Luminous」。Shin Sakiuraとの共作で、G2 YUKI TSUJIMOTOが手がけたMVでは、アイナの弾ける笑顔とキュートなダンスが印象的です。続く2作目は、SEKAI NO OWARIによる『天幕のジャードゥーガル』OP曲「Stella」。Nakajin作曲、Fukase作詞で、ピアノとストリングスの導入から高揚感を生み、力強いベースが意志あるヴォーカルを引き立てる楽曲です。3作目は、豆柴の大群が初のアニメ主題歌に挑む『ぐらんぶる』Season 3のED曲「裸のマーメード」。作中の飲み会シーンに寄せた「乾杯」フレーズが登場し、カップリング 「夏中夢カレンダー」 では一転して切ない夏の余韻を描き、1枚で夏の両面を味わえる充実のシングルとなっています。

 7月8日には、梅雨の終わりにぴったりの爽やかな楽曲も登場。OCHA NORMA両A面シングル収録曲「また、あなたに恋焦がれているんだ」は、広本瑠璃窪田七海のアコースティック・ギターから始まり、軽快なギターのリズムにのせて、恋心から生まれる前向きな気持ちをまっすぐに歌い上げます。海辺のシーンから始まるPromotion Edit映像も、夏への期待を高めながら、心に涼しい風が吹き抜けるような仕上がりです。



 最後は、7月10日にいよいよ発売される、ザ・ローリング・ストーンズの最新スタジオ・アルバム『フォーリン・タングス』をご紹介。半世紀以上にわたり世界的スターであり続け、ミック・ジャガーに続き、キース・リチャーズにはひ孫も誕生するなど、驚異の80代たちがグラミー賞受賞作『ハックニー・ダイアモンズ』からわずか3年で最新作を放ちました。

 制作はロンドン西部のメトロポリス・スタジオで1ヵ月という短期間で行なわれ、プロデュースは前作に続きアンドリュー・ワットが担当。2021年に亡くなったチャーリー・ワッツの録音音源が2曲で使用されているほか、ダリル・ジョーンズスティーヴ・ジョーダンらが参加し、ポール・マッカートニーチャド・スミスブルーノ・マーズといった豪華ゲストも話題を呼んでいます。中でも最も世間を驚かせたのは、ザ・キュアーロバート・スミスの参加。ワットに誘われてスタジオを訪れたことがきっかけで、なりゆきでレコーディングに加わったと言います。「Divine Intervention」ではギターを、「Never Wanna Lose You」ではシンセとバック・ヴォーカルを担当。先行公開された「Divine Intervention」は終末的な世界観の中にストーンズらしい破天荒さが光り、サビに向かってポップに開けていく展開をスミスのギターが彩ります。一方「Never Wanna Lose You」では、スミスの声がミック・ジャガーとどう絡み合うのか?奇跡的な邂逅が生む化学反応に期待が高まります。

[紹介した作品]
7月7日(火)リリース
H Jungle With t / シングル「GOING GOING HOME」
PENICILLIN / シングル「ロマンス」
渡辺美奈代 / シングル「GOOD DAY!!」
松永天馬 / シングル「唇まで8センチ / 背中まで45分」
Tnaka / シングル「Warning!」
3776 / シングル「六四」
TAMAYURAM / シングル「ぴんく、ピンク、Pink!」
バチェラーズ / シングル「Life goes on」

7月8日(水)リリース
亀梨和也 / アルバム『WAVE』
アイナ・ジ・エンド / シングル「ルミナス - Luminous」
SEKAI NO OWARI / シングル「Stella」
豆柴の大群 / シングル「裸のマーメード」
OCHA NORMA / シングル「ダントツで愛して / また、あなたに恋焦がれているんだ」

7月9日(木)リリース
少年ナイフ / アルバム『みんなたのしく少年ナイフ』

7月10日(金)リリース
ザ・ローリング・ストーンズ / アルバム『フォーリン・タングス』
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