ミニ・レビュー
中世フランスの吟遊詩人トロバドール。「神曲」の作者ダンテが敬愛した遍歴の騎士たちの歌をセクエンツィアが丹念に歌いあげる。中世の街や村が眼前に蘇ったような生き生きとした演奏と歌唱。原譜からの緻密な考証を感じさせない生命感が彼らの身上である。
収録曲
01愛にいささかの慰みを見出す (アイメリク・デ・ペギヤン)
02心に忍び入る堅き望みは (アルナウト・ダニエル)
03ラサ、偽りと無縁の人は (ベルトラン・デ・ボルン)
04日の短く夜の長くなるころ (ペイレ・ダルヴェルニュ)
05抑えられぬ、歯の痛みに (ギラウト・デ・ボルネイユ)
06さらさらと軽い歌を詠もう (アルナウト・ダニエル)
07愛の苦しみはわが喜び (フォルケト・デ・マルセイヤ)
08器楽曲〜フォルケルト・デ・マルセイヤのメロディに基づく