ミニ・レビュー
ラテン的な響きを持った作品をやるバーンスタインは実にゴキゲンである。アンサンブルの騒々しくも雑然とヴィヴィッドに響き交わすそのバレ具合が何とも絶妙なのだ。このミヨーもいささか品を構えたキライはあるがその例に漏れぬ好演。ソロも色っぽい。
ガイドコメント
1枚もの1733円でEMIの誇る名盤をリマスター再発売する《グランドマスター・シリーズ》。今回はすべてアナログ録音。“屋根牛”をはじめとした、バーンスタインが好んだミヨーの作品集。
収録曲
01バレエ音楽「世界の創造」
02「ブラジルの郷愁」〜第7曲コルコバード/第9曲スマレー/第8曲ティジューカ/第11曲ララジェイラス
03バレエ音楽「屋根の上の牛」
演奏
レナード・バーンスタイン指揮 フランス国立管弦楽団