アフリカとケルト、2つのルーツ・ミュージックがサウンド・システムというレゲエ的なミクスチャー・ターミナルを通じて展開する、アフロ・ケルト・サウンド・システム（Afro Celt Sound System / 以下、アフロ・ケルツ）。ピーター・ガブリエル主宰のリアル・ワールドを代表するグループとして知られる彼らの軌跡を収めたベスト・アルバムが発売されます。

　アフロ・ケルツは、英国のプロデューサー兼ギタリスト、サイモン・エマーソンを中心に1995年結成。ケルト音楽のメロディとアフリカン・ビートをテクノ・ビートと絡めた手法で融合させ、他に類を見ない特異なサウンドを展開しているグループ。これまでに5枚のスタジオ・アルバムを発表しています。

　近年は活動を休止していた彼らですが、今年になり4年ぶりに再始動。8月より開始されるライヴ活動に続き、復活後の第1弾作としてCD2枚組のベスト・アルバム『Capture』（写真）を発売します。

　歴代のアルバムから選曲された全25曲入り。楽曲毎にさまざまなゲスト・ミュージシャンをフィーチャーしてきた彼ららしく、ピーター・ガブリエルが参加した「When You're Falling」、ロバート・プラントが参加した「Life Begin Again」、シニード・オコナーが参加した「Release」などのコラボ曲も収めています。発売は英国にて9月6日。発売元リアル・ワールドの公式サイト内では一部楽曲の試聴も行えますので、まだ未体験の方はこのチャンスに触れてみては？

　なお、バンドは来年にニュー・アルバムのリリースも予定している模様。こちらも期待です！