若手からベテランまでのミュージシャンのライヴ、映像、アート＆デザイン、ダンス、演劇、落語、レクチャーなど、さまざまな文化を発信、また実験的な表現の場として愛されている西麻布SuperDelluxe。ここで毎晩繰り広げられるライヴからセレクトした音源をリリースするレーベル“目玉レコード”が2008年に発足。その第1弾として昨年8月にリリースされたモーガン・フィッシャー（Morgan Fisher）のソロ・インプロヴィゼーション・ライヴ〈Morgan's Organ〉のライヴ音源5作品『Morgan's Organ1〜5』に続く第2弾が、ついに配信開始。iTunes Strore、Napsterなどのサイトから配信限定でリリースされました。

　今回リリースされたのは、『Morgan's Organ』シリーズの6（写真）、7、8、9＆10の全4作品。西麻布SuperDelluxeで2003年からほぼ毎月行なわれているモーガン・フィッシャーのライヴ音源のうち、第6回めから10回めまでの録音を収めたもの。毎回異なるテーマのもと、モーガンの膨大なオルガン、キーボードのコレクションから楽器を選び演奏。『6』は荘厳なシンセの響きで、オーガニックかつオリエンタルな音色が絶妙なコントラストを演出する異色作。『7』はアンビエント、チルアウト感の強い作品。『8』は入門編に最適な、美しいシンセとリズムマシーンの楽しい調和が豊かな物語を作る一枚。『9＆10』はメロディアスでブルージィな2公演を収録したタイトルとなります。現在、MySpaceのオフィシャル・ページ（http://www.myspace.com/morgansorganmusic）にてサンプル音源を聴くことができるので、チェックを。

　また、〈Morgan's Organ〉シリーズの第64弾となるライヴが、8月20日に開催。今回もヴィンテージ・キーボードのコレクションから珍しい楽器が登場し、ソロ演奏をたっぷりと楽しめる予定です。ミニマル・ミュージックの新たな解釈を探求しつづけるモーガンのインプロヴィゼーションで、懐かしくも斬新な魅惑のサウンドを楽しめるはず。来月9月はお休みとのことなので、気になっている方は8月のライヴをお見逃しなく！