デヴィッド・キャシディ 2003/11/11掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
その昔、米国ではTV番組を通して“家族もの”グループが流行しましたね。
オズモンズ、
ザ・カウシルズ、デフランコ・ファミリー・・・。思い出せば胸ときめくドリーミーなポップスの数々を産んだ、こうした“家族もの”は、 そのハーモニーの美しさから、ソフトロックファンからも熱心に聴かれ、今日まで日陰で愛され続けてます。本当、名盤多数のこのジャンル、中でも
パートリッジ・ファミリーの傑作1st
『ザ・パートリッジ・ファミリー・アルバム』はジョー・オズボーンなどのプロフェッショナルなバックによる演奏も魅力な名作なんですが、この“パートリッジ・ファミリー”と言えば、長男キース役のアイドル、
デヴィッド・キャシディでしょう! 綺麗な顔も良いですが、アイドルらしい真っ直ぐな歌声が、屈託が無く気持ちいい! 数あるカバーを生んだ
アソシエイション初期の名曲「Cherish」も個人的にはデヴィッド・キャシディのバージョンが最高だと思います! そんなデヴィッド・キャシディ君の数ある名盤の中から、1975年の
『青春のポートレート』(BVCM-37446 \2,100(税込))が12月17日に世界初CD化となります! おめでとう!! これは前記したアソシエイションのジェリー・イエスターの同窓生、
サイラス・ファーヤーも参加した素敵な作品なのです!
当時の西海岸人脈がズラリ! プロデュースは
ビーチ・ボーイズの
ブルース・ジョンストン! バックに
ポコの
リッチー・フューレイ、ギターに
ダニー・コーチマー、ドラムにジム・ケルトナーなどなど演奏面の良さはもちろん、カバー曲の良さもキラっと光ります! まずはビーチ・ボーイズの名曲「Darlin」。
ブルース・ジョンストンの曲では、
バリー・マニロウの歌唱で知られる「I Write The Songs」をサラリとカバー。そしてSSW系AORの金字塔、
ネッド・ドヒニーの歴史的名盤『ハード・キャンディ』の1曲目を飾った「Get It Up For Love」なんかも素敵ですネ! そして極めつけは米国音楽求道者ならみんな大好きなウォール・オブ・サウンド、
ニルソン作の「This Could Be The Night」!! などなどポップスファンをノックアウトする名曲ズラリ! ぜひともCDで買いなおしましょ!
これを機に、デヴィッド・キャシディの諸作や
ダニー・オズモンドのソロなど、アイドル系のアルバムを積極的にCD化して欲しいですね!?