英国出身のバリー・ギブ、ロビン、モーリスの3兄弟によるビー・ジーズ（写真は『グレイテスト・ヒッツ』）。67年にデビュー作『ファースト』をリリースして以来、兄弟ならではの独特なハーモニーと美しいメロディによる名曲を数々送り出してきた彼ら。2003年モーリスの急逝により活動を終結してしまいましたが、97年の『スティル・ウォーターズ』までのオリジナル・アルバム17タイトルが、プライス・ダウンして\1,835(税込)という価格により、12月17日一挙再発されることに！

　『スティル・ウォーターズ』を除けば、92〜93年以来となるリリース。国内盤では入手困難だった状況を考えれば、これは朗報といえるでしょう。60〜70年代の美しいメロディとコーラスがメインだった時代、さらに70年代後半の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』などでのディスコ・サウンドで世界を席巻した時代など、その長い歴史は他に類をみない素晴らしいものだったといえるビー・ジーズ。彼らの17作品を簡単にご紹介すると……。

●『ファースト』UICY-3804
デビュー・ヒット「ニューヨーク炭鉱の悲劇」を収録した67年のデビュー盤。

●『ホリゾンタル』UICY-3805
世界的なヒット曲「マサチューセッツ」を収録した68年の2nd。

●『アイディア』UICY-3806
オリジナル・メンバーによる最後のアルバム。68年発表。

●『オデッサ』UICY-3807
LP2枚組だったコンセプト・アルバム。美しい名曲「メロディ・フェア」収録。

●『キューカンバー・キャッスル』UICY-3808
ロビン・ギブが脱退、バリーとモーリス2人で制作した作品。70年発表。

●『トゥー・イヤーズ・オン』UICY-3809
ロビン・ギブがカムバック。ビー・ジーズ第2期黄金時代の幕開けとなった70年作。

●『トラファルガー』UICY-3810
極甘のメロディに涙の「傷心の日々」収録。71年発表。

●『トゥ・フーム・イット・メイ・コンサーン』UICY-3811
72年発表。「ラン・トゥ・ミー」「アライヴ」を収録した過渡期の1枚。

●『ライフ・イン・ア・ティン・キャン』UICY-3812
ロバート・スティグウッドのRSOレーベルに移籍、アメリカで録音された73年の意欲作。

●『ミスター・ナチュラル』UICY-3813
アリフ・マーディンをプロデュースに迎え、新たなサウンドを模索した74年作。

●『メイン・コース』UICY-3814
70年代後半の躍進の第一歩となった75年作。「ジャイヴ・トーキン」「ブロードウェイの夜」収録。

●『チルドレン・オブ・ザ・ワールド』UICY-3815
前作に続いてダンス・ビートを取り入れた76年作。全米1位となった「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」収録。

●『ビー・ジーズ・グレイテスト・ライヴ』UICY-3816〜7 ※\3,262(税込)
全米チャート8位を記録した初の2枚組ライヴ。1976年12月20日のロサンゼルス・フォーラムでの収録。

●『失われた愛の世界』UICY-3818
スタジオ録音による“ディスコ”な第3期黄金期を代表するアルバム。「失われた愛の世界」ほか。79年発表。

●『リヴィング・アイズ』UICY-3819
81年発表。ヴォーカル・ハーモニーと迫力あるサウンドが調和。「愛はトライアングル」を収録。

●『サイズ・イズント・エヴリシング』UICY-3820
ポリドール復帰作で93年発表。「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」のリメイク「デカダンス」収録。

●『スティル・ウォーターズ』UICY-3821
97年発表。デヴィッド・フォスター、ラス・タイトルマン、アリフ・マーディンほか多彩なプロデューサーを迎えて制作。

　各\1,835(税込)　※は除きます。

　これら17タイトルのほか、同日に『愛はきらめきの中に〜ナンバー・ワン・ヒット・ソングス』(UICZ-1138 \2,500(税込))も予定。TV-CMなどでもいまだ使われることが多い魅惑のビー・ジーズ。オリジナル盤も要チェックです。