何にも捕われないで自由にやりたいことをやる、そんなポスト・パンク期に登場したキュートな脱力系女の子バンド、ザ・レインコーツ。英国の名門レーベルRough Tradeから79年にアルバム『ザ・レインコーツ』(写真)でデビューを飾り、その可愛く壊れた、ぶきっちょなカッコよさで人々に衝撃を与えた彼女たちは、結果的に再結成のお膳立てまでした、ニルヴァーナの故カート・コバーンも大好きだったと公言したことでも知られるバンド。そんな現在の音楽シーンにも多大なる影響を与えたザ・レインコーツの元メンバー、アナ・ダ・シルヴァ（Ana Da Silva）のソロ・デビュー・アルバム『The Lighthouse』がいよいよリリースされることに！

　アルバムは“ザ・レインコーツの子供たち”と表現出来るほど自由度に満ちたサウンドを奏でる、ドイツ出身の女の子3人組CHICKS ON SPEEDが主宰するレーベル“CHICKS ON SPEED”よりリリースされるもの。すでにドイツなどでは昨年11月にリリース済ですが、このたび英国で2月14日に、米国で2月8日にそれぞれリリースされることになったので、これで日本でも多少は入手し易くなったのでは？ ふんわりとしたエレクトロなポップ・サウンドにピュアな輝きを持つ歌声が乗っかったサウンドは、ザ・レインコーツとも繋がる部分が多々ありますので、かつて夢中になった方は是非ともお聴きください！

(01) Friend
(02) Two Windows Over The Wings
(03) Running In The Rain
(04) The Lighthouse
(05) Hospital Window
(06) Modinha
(07) In Awe Of A Painting
(08) Sister
(09) Disco Ball
(10) Climbing Walls
＊Hospital Window (Video)