今や大人気のギャグ・コメディ・アニメ『秘密結社 鷹の爪』。待望の劇場版第5弾『鷹の爪GO〜美しきエリエール消臭プラス〜』が9月13日（金）に公開となることを記念し、東京「TOHOシネマズ六本木」スクリーン7にてプレミア先行上映会が行なわれました。イベントには“『鷹の爪』初の実写化”として本作でレオナルド博士を演じた俳優の佐野史郎もサプライズで登場！

　――地球に優しい世界征服を企む秘密結社、鷹の爪団。戦闘主任の吉田君の実家・島根でおみくじをひいたが全員“凶”で頭を抱える団員たち。一方、地球から遠く離れた機械生命体の惑星ゴゴゴは悪のネマール帝国に侵攻されていた。命からがら脱出したのは、冴えない中年男オキテマス・スマイルと娘のヨルニー。彼らの手に握られているのは伝説の救世主の居場所だった。予言に語られるその救世主は“青く輝く星に住む一人の尖がった耳の男”。そう、彼らが向かった先は、鷹の爪団の秘密基地だった――。

　そんなストーリーが展開される『鷹の爪GO〜美しきエリエール消臭プラス〜』。上映会では、シリーズ初の“実写化”としてレオナルド博士を演じた佐野が劇中と同じ衣装で、「島根出身の俳優の佐野史郎でございます。レオナルド博士は、鷹の爪団で最も好きなキャラで、初の実写で演じることができてとても光栄です」と挨拶。

　佐野は今回のオファーについて、「（レオナルド博士に思い入れが）あるんです、もちろん。鷹の爪にも、世界平和にも。でもまさか呼ばれるとは思っていませんでした（笑）」と語りつつ、「娘の影響もあって昔から（鷹の爪を）観ていました。でもこの博士って凶悪で能力すごいじゃないですか。ぶっちぎってますよね。博士ってテンション上がるんですよ。『ゴーカイジャー』、『ギャバン』で博士を演じた時も、『鷹の爪』を参考にしたんです」との裏話も披露！

　鷹の爪出演を果たし「ファンとして俳優冥利に尽きます」と語った佐野、「知る人ぞ知る、鷹の爪だったのが、最近の人気ぶりに本当に世界征服してしまうのでは？と思っています。世界征服という平和のために、機会があれば参加させていただければと思います。世界征服の為に宣伝していただければと思います」と、力強く締めくくりました！


『鷹の爪GO〜美しきエリエール消臭プラス〜』
佐野史郎 / FROGMAN監督 Interview

――クマ（レオナルド博士）になった感想を聞かせてください。

　佐野　「鷹の爪が本当に好きだったので。でも実写って何だろうな、と。よくわからないまま現場に行きました。映画全体の話もよくわかってなかったので。でも楽しかったです。キライじゃないですが、ただ戸惑ってます（笑）。与えられた役をやりきるのが俳優ですから」

――クマの姿を見ていかがですか。

　佐野　「こういう人っているよな、戸惑うと同時に落ち着く。今まで着ぐるみの経験が全然ないわけじゃないですが、博士役はアガります」

――ご家族の反応はいかがでしたか。

　佐野　「一応報告はしたんですが、まだ本編を観てないので。そんな動じないと思います。お父さん仕事してるんだな、みたいな」

――娘さんは？

　佐野　「“へー”って感じでした。“頑張れ”とも言われず……」

――今後、演じてみたい役などありますか？

　佐野　「ブロンズ像の役をやってみたいです。ハナ肇みたいな（笑）」

――FROGMAN監督の作品で出れるとしたら？

　佐野　「もちろんレオナルド博士です。お声がかかれば」

――佐野さんが演じられたのを観ていかがでしたか。

　FROGMAN監督　「予想以上に笑えてよかったです。ただ単に意外性だけでなく、知的な感じもあるし、狂気を秘めている感じもあるし。レオナルド博士と共通点が多いな、と。最初は総統も考えたのですが、当たり前すぎるし。本当にだまし討ちで、詳しいことは一切説明しませんでした（笑）。佐野さんなら怒らないだろうと」

　佐野　「イッちゃってる感じの役が多かったですからね。最近は落ち着いてきましたが」

――もし鷹の爪をオール実写化するとしたら？

　FROGMAN監督　「総統はあごの感じからジョージ・クルーニーかな。吉田くんは美少年がいいかなと。山田孝之くんが気になっているんです。フィリップは一般的には照英さんって言われているんですが……。菩薩峠は草間弥生さんかな、顔似てるから（笑）」

――最後にメッセージをお願いします。

　FROGMAN監督　「ムシャクシャしている人もスカっと出来る作品だと思います。家族、友達、恋人同士など、いろんな人を誘って行ってください」

　佐野　「アニメ初の実写ということで、レオナルドをみていただければ。この映画を見ると必ず島根に行きたくなるので、ぜひ行ってください」