東京スカパラダイスオーケストラが3月21日にリリースする16枚目のアルバム『Walkin'』の詳細が明らかになりました。止まることなく前に進み続けるスカパラ・デビュー23年目の今作は、さまざまな分野のアーティストとのコラボレーションにトライした楽曲を含む全14曲入りのアルバム。
　以前発売された3枚のミニアルバム『Goldfingers』（2010年10月）、『HEROES』（2011年3月）、『Sunny Side of the Street』（2011年8月）の中から、2011年グラミー賞を受賞したピアノニスト上原ひろみとのコラボ曲「水琴窟-SUIKINKUTSU- feat.上原ひろみ」 、サックスプレイヤー菊地成孔との白熱したソロ・バトルが聴ける「Boogie Stop Shuffle feat.菊地成孔」 、初の3D映画化で話題となった映画『ONE PIECE〜麦わらチェイス〜』の主題曲「Break into the Light〜約束の帽子〜」 、アクエリアスのTV-CMソングとして2011年夏この楽曲を聴いた方も多いであろう、FISHBONEのアンジェロ・ムーアをヴォーカルに迎えた「All Good Ska is One」 、ドラム茂木欣一がヴォーカルを務め、東京シティ競馬「Twinkle Race」のテーマ曲として使用された「Twinkle Star〜頼りの星〜」の5曲を収録。

　さらに、今回新たに中納良恵（EGO-WRAPPIN'）をゲスト・ヴォーカルに迎えた楽曲や、元マノ・ネグラのマヌ・チャオとのコラボ曲も実現！ 中納良恵をゲスト・ヴォーカルに迎えた楽曲のタイトルは「縦書きの雨」。作詞はもちろんスカパラの詩人、谷中敦。作曲は川上つよしによるもの。さまざまなゲスト・ヴォーカルを迎えて数々の名曲を世に放ってきたスカパラだけに、タイトルも秀逸な「縦書きの雨」に中納良恵のヴォーカルがどのように乗っているのか音楽ファンなら誰もが期待するところでしょう。

　マヌ・チャオとのコラボ曲は、スカパラからのラブ・コールを受けてマヌ・チャオが送ってきたデモをもとに制作が行なわれました。 マヌ・チャオがヴォーカルを務めるだけでなく、マヌ・チャオが書いてきた歌詞にスカパラが新たに歌詞を書き足していくことによって完成。 2トーン・スカのビートにマヌ・チャオのヴォーカルが重なり、スカパラならではのコラボソングが誕生しました。

　その他にも、サックス・プレイヤーの菊地成孔との共演「Boogie Stop Shuffle」に続いて、新録のカヴァー曲を2曲収録しており、1曲は、タイトルにもなっているマイルス・デイヴィスのヴァージョンが有名なジャズのスタンダード・ナンバー「Walkin'」をスカパラ流アレンジで仕上げています。

　もう1曲は誰もが聴いたことのあるナンバー「Brazil」をカヴァーしており、ライヴで盛り上がること間違いなしのご機嫌なアレンジに。
　まさに世界を股にかけたスカパラの動きをそのままアルバムに落とし込んだようなアルバムが完成しました。 なお、アルバムのリリース後には、ホールとライヴハウスが入り乱れた全国ツアー＜TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA 2012 TOUR【Walkin'】＞が4月21日の川口リリアホールを皮切りにスタートするので、アルバムの発売と全国ツアーを楽しみに待ちましょう。

　またYouTubeのスカパラ・チャンネルでは、スカパラメンバーと中納良恵による動画コメントもアップされているのでこちらも要チェックです。