

スリップノットの#1ことジョーイ・ジョーディソンが生まれる。90年代以降、楽器ごとのヒーローという価値観は崩れ去っていたが、この男は久々に現れたドラム・ヒーローだ。あの小柄&細身の身体でどうやったらあんなに激しいドラミングができるのか、感心するばかりである。サイド・プロジェクトのマーダードールズではギターを弾き、どちらのバンドでもメインのソングライター、ミックスもプロデュースも出来る。天は二物を与えたらしい。
福山雅治が名曲「桜坂」を発売。TBS系『ウンナンのホントコ!』内のコーナー、「未来日記V」のテーマとして使用されたこの曲は、200万枚を超えるセールスを記録し、福山の代表曲となる。ロマンティシズムに溢れるナンバーで、東京都大田区に実在する“桜坂”はデート・スポットとなった。が、落書きや騒音など、一部の心ないファンの行為が問題に。これに対し、福山サイドは自身に落ち度はないにもかかわらず、自治体に正式に謝罪して好感を呼んだ。
「男と女」「パリのめぐり逢い」など、男女の悲喜こもごもを詰め込んだ名曲を産み続ける映画音楽家、フランシス・レイがフランスのニースに生まれる。イヴ・モンタンへの楽曲提供、エディット・ピアフの伴奏者などで頭角を現し、映画監督クロード・ルルーシュとの出会いで、映画音楽の世界へ。「ある愛の詩」ではアカデミー作曲賞を受賞した。映画の効果音的なサウンドではなく、あくまでメロディにこだわったというレイの楽曲。その楽曲抜きに、60年代のフランス映画を語ることはできない。



NBCテレビにてリンゴのスペシャル番組『Ognir Rrats』が放送された。内容はマーク・トゥエインの作品をベースにしたミュージカル。リンゴはリンゴ・スターとOgnir Rrats(自らの名前のアナグラム)の2役を演じた。公開録画形式で行なわれたこの番組で、リンゴはビートルズ時代の楽曲「イエロー・サブマリン」「アクト・ナチュラリー」やソロになってからのヒット曲「ユア・シックスティーン」「明日への願い」など、ドラムを叩きながら歌った。また、この番組にはジョージもナレーター役でゲスト出演。他の出演はキャリー・フィッシャー、ヴィンセント・プライスなど。