

シンガー・ソングライターのキャット・スティーヴンスが、英国ロンドンに生まれる。ギリシャ系キプロス人の父とスウェーデン人の母を持ち、両親の経営するレストランで育ったという。12歳の時に音楽に目覚め、ピアノやギターをプレイし、作曲も行なっていた。60年代後半から70年代に掛けて活躍、「雨にぬれた朝」や「ピース・トレイン」などのヒットを生むが、78年にイスラム教に改宗した後、音楽シーンから姿を消す。復活は2006年まで待つことになる。
宇多田ヒカル初の全国ツアー、BOHEMIAN SUMMERの札幌公演に、母親で歌手の藤圭子が飛び入り出演。母娘で「圭子の夢は夜ひらく」をデュエットする豪華演出に。この日は客席から「藤圭子のモノマネやって〜」と声がかかり、ケイコ・コールが飛び交うなか藤圭子が登場。あまりの熱狂ぶりに、「ちょー盛り上がったよ」と宇多田もホームページで報告した。
元ピンク・フロイドのロジャー・ウォータースが、崩壊したベルリンの壁の前のポツダム広場でコンサート“ザ・ウォール”を開催。ピンク・フロイドの同名アルバムを素材に、人間抑圧を象徴する壁の崩壊を歌い上げたこのコンサートには、シンディー・ローパー、ジョニ・ミッチェルなどが参加。約30万人の聴衆が集まり、世界中で放映され成功を収めた。が、主催者側の人間は、ロジャー・ウォーターズの異常とも思えるような性格の難しさに、ほとほと困らされたらしい。このライヴはCD及びDVDとしても発売されている。
絶対に手に入らない、幻のアルバムとして知られる、サザンオールスターズのベスト・アルバム『すいか』。初回完全限定盤で展開されたこのアルバムは、'78年のデビュー曲「勝手にシンドバッド」から'88年の「みんなのうた」まで全61曲が収録されている。値段は1万円で、限定たった45万セット。争奪戦どころか、予約者のみで完売してしまい、店頭に並ぶことすらなかったという。なおプレミア価格は、平均4〜5万円。中古レコード店でも入荷次第すぐに売り切れるので、相変わらず入手は困難らしい。


この日のセッションで、4トラックに「カム・トゥゲザー」のベーシック・トラックを8テイク録音。ジョンはギターを弾かずに、“Shoot me!”という歌詞の直後に入る手拍子を、ヴォーカルと同時に録音した。ジョンは一部でタンバリンも叩いた。最後に、第2スタジオのコントロール・ルームに移動して、ベストのテイク6を8トラックにコピー、オーヴァーダビング用のテイク9を作った。この日はまた、EMIを退職し、アップル・スタジオのチーフ・バランス・エンジニアとなっていたジェフ・エメリックが、ビートルズのセッションに戻り、最後までコンソールを担当した日でもある。