


U2の『アクトン・ベイビー』が全米アルバム・チャートで1位を記録した。前作『魂の叫び』が同名映画のサウンドトラック盤的作品だったことを考えると、純粋なオリジナル・アルバムとしては87年の傑作『ヨシュア・トゥリー』以来になる。打ち込みを多用した音楽性はもちろん、歌詞の題材もこれまでと一線を画す内容だったことから、ファンの間では賛否両論を巻き起こした。が、結果的には大ヒットとなり、バンドはさらに人気を拡大させていく。
ラルク・アン・シエル(hyde、ken、tetsu、yukihiro)がベストドレッサー賞を受賞。ヒゲ面で現れたhydeは、交際中の大石恵目当てのワイドショーのレポーターをかわし、「好きなもん着てるだけ」とニクいコメント。同時に賞を受賞した松嶋菜々子や、顔中汗だらけの織田裕二をはるかに越える存在感を醸し出していた。前年「花葬」「HONEY」「snow drop」で頂点を極め、同年7月には『ark』『ray』のアルバムを同時リリース、これまた大ヒットさせたラルクならではの、自信に満ちたセリフといえよう。
英の天才ギタリスト、エリック・クラプトンが3度目のロックン・ロールの殿堂入り。ロックの進化と発展に貢献し、25年以上のキャリアを持つアーティストへ贈られる称号として、1986年からリストが発表されているこの殿堂。クラプトンは過去に在籍していたクリーム、ヤードバーズでも殿堂入りするという快挙を成し遂げ、その衰えぬ向上心を知らしめた。
歌手・トム・ウェイツ、カリフォルニアに生まれる。16歳で高校をドロップアウト。昼はピザ屋などのバイト、夜はクラブで歌う生活を送り、'73年にデビュー。商業的には成功しなかったが、23歳とは思えない人生のダークな面を歌った歌詞、しゃがれた声が批評家の間では噂となる。その後も、バラード歌手、世の不条理を説く語り部、そして俳優などとして活動し、決してチャートを賑わすことはなかったものの、エルヴィス・コステロ、U2のボーノ、日本では石橋凌など数多くのミュージシャンに影響を与えた。
高橋陽一原作の人気サッカー漫画を原作にしたTVアニメ『キャプテン翼』に登場する、若林源三が12月7日生まれる。ポジションはゴールキーパーで、トレードマークはアディダスのキャップ。「ペナルティ・エリア外からのシュートは必ず止める」を身上に、“自分さえ抜かれなければチームが負けることはない”という持論どおりの鉄壁の守備をみせる。作品中では、日本国内のみならず世界においても屈指の実力の持ち主として描かれている。声優は橋本晃一(初代)、三木眞一郎(J)、鈴村健一(2001年版)が担当。

4ヵ月ぶりのリヴァプールでのコンサートは、午後にエンパイア・シアターで行なわれた。特別公演であったこの公演では、北部地区のファン・クラブの会員2,500人の前で演奏。午後3時45分から4時30分にコンサートが行なわれ、「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」「オール・マイ・ラヴィング」など12曲(うち1曲は2回)演奏。この公演は、BBCテレビでこの日の夜に30分の特別番組『イッツ・ザ・ビートルズ!』として午後8時10分から8時40分に放送された。エンパイア・シアターでは、この公演に先立って、やはりファン・クラブのメンバーを動員して、BBCの『ジューク・ボックス・ジュリー』の特別編の収録が行なわれた。