『
スーパーマン』の大ヒットも記憶に新しい
ジェームズ・ガン監督が贈るDCユニバース最新作『スーパーガール』(原題: Supergirl)が2026年夏に日本公開決定。あわせて、ティザー予告編とティザー・ヴィジュアルが公開されました。
2022年にDCスタジオの共同CEOに就任して以来、DCユニバース(DCU)を更に魅力的なものへと再構築することに成功しつつあるジェームズ・ガン。自ら監督も務めた今年公開の『スーパーマン』では全世界興行収入950億円(6.1億ドル)を超える特大ヒットを記録。映画も世界中の映画ファンから大絶賛を受け、「DCユニバース復活」の象徴的な作品に。日本でも「この夏はスーパーマン」をキャッチコピーに、競合ひしめき合う夏作品の中で興行収入10億円を超える大ヒットを記録しています。
2026年夏公開が決定した『スーパーガール』は、『スーパーマン』の次なる章ともいえる作品。アメコミファンならずとも世界中から愛される人気キャラクターである、スーパーマン / クラーク・ケントの従妹、スーパーガール / カーラ・ゾー=エルを主人公に据えた新たな物語が幕を開けます。
製作は『スーパーマン』に続き、ジェームズ・ガン率いるDCスタジオが担当。ガンから監督のバトンを引き継いだ
クレイグ・ギレスピーは、女性が主役の物語を数多く手掛けてきた実力派。深いテーマ性と大胆な演出で作品に命を吹き込む彼の手法は、ハリウッドの中でも一目置かれています。『
アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2018年)では
マーゴット・ロビーをアカデミー賞®主演女優賞ノミネートへと導き、ディズニー実写版『
クルエラ』(2021年)では
エマ・ストーンとタッグを組んで観客を魅了しました。そんなギレスピーが、誰もが知るスーパーガールというキャラクターにどのような魅力を与えるのか、期待が膨らむばかりです。
主人公スーパーガール / カーラ・ゾー=エル役を務めるのは、オーストラリア・シドニー出身のミリー・オールコック。2000年生まれの25歳という若さにして、世界的人気キャラクターに大抜擢された次世代を担う注目の若手俳優です。『スーパーマン』での短い出演ながら、強烈な印象を残したオールコックが本作で再びスーパーガールを演じることは、彼女のキャリアにおける重要な一歩。もちろん本物語には“スーパードッグ”クリプトも再登場。『スーパーマン』では、スーパーマンの愛犬かと思いきや、物語のラストに、実の飼い主がスーパーガールであったことが明かされ話題となった、この愛らしい重要“犬”物がどのような活躍を見せてくれるのかも見所の一つです。また、原作コミックにも登場し、スーパーガールやクリプトと共に旅をするエイリアンの少女、ルーシー・メアリー・ノール役には、Netflixドラマ『三体』で注目を集めたイヴ・リドリー。さらに、『
アクアマン』シリーズでもDCファンにはお馴染みの
ジェイソン・モモアの出演も決定しています。
公開されたティザー予告編では、冒頭に「スーパーマンが街を救った」との見出しが載った新聞が映し出され、本作が『スーパーマン』のエンディングから繋がるストーリーであることが示唆。続いて、家の中を歩き回るクリプトと、二日酔いでだるそうに目覚めるカーラが登場し、親しみやすさを持つ“Z世代”らしい新しいヒーロー像を垣間見ることができます。彼女は「私は、カーラ=ゾー・エル。最高の23歳にする」と宣言しますが、「大丈夫。私たちなら乗り越えられる」とクリプトに語りかける様子から、過去に何らかの辛い出来事を経験している様子。そして、ルーシーが登場し、カーラの故郷であるクリプトン星の崩壊について触れられますが、この過去が今後のストーリーにどのように影響するのか……。
続いて、待望の“スーパーガール”のコスチュームとアクション・シーンも初公開。目から光線を放つなど、スーパーマンに並ぶ能力が披露され、本作でのスーパーガールの活躍に期待が膨らみます。終盤には、「スーパーマンの能力は?」とルーシーに聞かれた彼女が「彼は人の善を見抜く。私は真実を見抜く」と応答。このセリフはスーパーマンとは異なる視点を持つスーパーガールというキャラクターの本質を端的に表すほか、DCユニバースのニューヒロインとなる彼女の新たなる物語の誕生をひしひしと予感させます。
あわせて公開されたティザー・ヴィジュアルは、スーパーガールが正面に描かれ、青背景にあの“S”マークが用いられたシンプルながら力強いデザイン。その構図は“これぞスーパーガール”と言わんばかりの仕上がりです。コピーには「真実/正義/どうでもいい」という挑発的かつ逆説的な言葉があしらわれており、彼女の性格や価値観を象徴し、型破りで自立した新世代のヒーロー像を強く想像させます。
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