“和製ランナウェイズ”とも称された日本初の女性ロックンロール・バンド、ガールズのアルバム2タイトルが、9月12日に紙ジャケ復刻されます。このアルバムは、未発表音源やレア音源を紙ジャケット仕様で復刻することで人気のレーベル“ハガクレ・レコード”が新たに女性アーティスト専門に立ち上げた“くノ一レコード”の第1弾リリースの一部として登場します。監修はHotwax／ULTRA-VYBEの高 護氏が行なっているとのこと。

　ガールズは、ジューシィ・フルーツのイリヤと、ピンナップスのリタが70年代後半に活動していたロック・バンド。シングル3枚、アルバム2枚を残し、79年初頭に解散しています。今回、復刻されるのはデビュー作『野良猫』(写真／UPCH-20038　\2,500(税込))と『パンキー・キッス』(UPCH-20039　\2,500(税込))。ランナウェイズ「チェリーボンブ」やラモーンズ「シーナはパンク・ロッカー」などを日本語カヴァーし、フル・スロットルで迷走を続けるセクシーでアバズレなロックンロール・チューンはマニアならずとも必聴です。

　また、同日には“くノ一レコード”から中華圏を代表する女性シンガー・ソングライターのチェルシア・チャンの、筒美京平の“寵愛”を受けたともいえる名プロデュース・ワークが残された名盤『マインド・ウェーブ』(UPCH-20040　\2,500(税込))、劇団東京キッドブラザースの看板女優 純アリスの『花模様』(UPCH-20041　\2,500(税込))、安田南『MORITAT／おさだ定のモリタート』(UPCH-20042　\2,500(税込))も登場します。