詳細不明の謎の新人“Siip(シープ)”が、クリスマス・イヴの12月24日(木)にデジタル・シングル「Cuz I」でデビュー。あわせてミュージック・ビデオを公開しています。
Siipは、特定のイメージを持たない神出鬼没のファントム(幻影)表現者で、作詞・作曲 / アレンジ / ヴォーカル / 演奏 / プロデュースのすべてを自身で手がける、顔出ししない謎めいたシンガー・ソング・クリエイター。一点ものハンド・ペイント感覚によってクリエイションが広がる、ノンカテゴライズな唄を響かせるインナートリップ・サウンドスケープを創出しています。Siipについて現段階で公開されているのは、初配信曲「Cuz I」とミュージック・ビデオ、そしてステンシルにスプレーされたロゴと羊が描かれたジャケット・ヴィジュアルのみ。明かされたバイオグラフィを読んでも謎は深まるばかりです。
「Cuz I」は、一度聴いたら頭から離れないソウルフルで中毒性の高い、圧倒的センスとリアリティを同居する革新的ポップ・ミュージック。心を打つ清らかなるメロディ、時代感伴うオルタナティヴR&Bを感じさせる次世代ビート・センス、引き算(禅)の美学を感じる研ぎ澄まされた楽曲構成、謎めいた感情が散りばめられた繊細なる歌の響きによって、洗練された自由度を持ち、上品で高貴な戯れ感、匿名性がありながらもポップかつアヴァンギャルドな作品に仕上がっています。サウンド・ミックスは、
リゾ、24kGoldn、
ハイム、
ケイティ・ペリー、
セレーナ・ゴメス、
チャーリー・プース、
カミラ・カベロ、アリゾナ・ザーヴァスなどを手がけたChris Galland(Overseen by Manny Marroquin)が担当しています。
公開されたMVは、2020年躍進したコレクティヴであり、福岡を拠点とする気鋭のクリエイティヴ・ユニット、BOATが手掛けており、地球最後の日、最後の晩餐をイメージしたかのような、せつなくも狂おしい表現に感情が揺さぶられる映像となっています。特異な年となった2020年を浄化する、辛辣な歌詞ながらも聴くものに救いを与えるリテラシーを問う作品に注目です。