The 1975、ウルフ・アリス、ペール・ウェーヴス、ビーバドゥービーらが所属する英ロンドンの気鋭インディ・レーベル「Dirty Hit」が力を入れる新人シンガー・ソングライターで、ビーバドゥービーの初期作品ではプロデューサーを務めたオスカー・ラング(Oscar Lang)が、デビュー・アルバム『Chew The Scenery』を7月16日(金)に発表します。アルバムからの1stシングル「Stuck」がリリースされ、ミュージック・ビデオが公開中です。
オーケストラも参加してみずからの多彩な音楽性を実現したアルバムは、リッチ・ターベイ(コーラル、ブロッサムズ)がプロデュース。80年代にミュージシャンとして短い期間活躍した彼の母親は、オスカーが7歳の時に自死しており、以来音楽がラングの人生で大切なものとなりました。母親に買ってもらったピアノはオスカーの初期作品や2017年のデビュー・シングル「She Likes Another Boy」でも聴く事ができます。「母親のことを考える度に、その想いが自分を音楽に駆り立てた。自分自身の中に両親が生きていると考えたいんだ。悲しむのではなく、良き人生を生きるんだ。俺は母親が願っていたような人生を送っている。それは本当にクールなことなんだ」「ここ2年ほどで俺の音楽性はベッドルーム・ポップからロックへと大きく変化したと思う。アルバムはリヴァプールで約1ヵ月かけてレコーディングしたんだ。退屈なロックダウンから逃避して友達と好きな事ができたなんて。アルバムを聴けば積み重ねられた退屈な気持ちが解放されているのが分かると思うよ」とラングは語っています。