三十八貫=142kgという巨漢で、元祖・歌う映画スターとして昭和時代に一世を風靡した俳優にしてシンガーの
岸井明が、ジャズ・ソング&コミック・ソング&ノベルティソング盛り沢山のアルバム『
世紀の楽団 唄う映画スタア 岸井 明』を10月20日(水)に発売。
本作は、ザッツ・ニッポン・エンタテインメント・シリーズ第5弾として、新たに最新技術のデジタル・リマスタリングを施した音源と、同シリーズ『
ハリキリ・ボーイ ロッパ歌の都へ行く』の監修も手掛けた
佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)による、戦前のモダンな音楽映画の素晴らしさと戦前日本におけるジャズ音楽の考察を織り込みんだ作品。俳優としての岸井明とジャズ・シンガーとしての岸井明を存分に楽しむことができる、濃密で詳細な豪華48ページ解説付きの2枚組CDアルバムになります。
また、歌だけでなく、作詞もこなした岸井自身の風貌を織り込んだメタ目線なコミック・ソングやノベルティソングはどれも秀逸であり、それらを企画した当時のレコード制作者の飽くなき探求心にも注目です。古くからのコアなファンを含め、ホンワカとした味のある歌声を現代の音楽ファンにも楽しんでいただけるアルバムに仕上がっています。
アルバム・プロデュースは保利透、監修・解説は佐藤利明、デザインは岡田崇が手がけます。なお、佐藤による本作の魅力を紹介した動画もシネマ野郎youtubeチャンネルにて公開されています。