吉川晃司と
布袋寅泰による伝説のユニット、
COMPLEX。7月30日(土)、31日(日)に渡って東京ドームで開催された、東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティ・ライヴ<日本一心>のライヴ・レポートをお届けします! なお、7月30日の模様は、WOWOWにて8月7日(日)夜10:30より放送が決定。詳しくはオフィシャル・サイト(
www.wowow.co.jp/complex)へ。
【<COMPLEX 20110730・31 日本一心>オフィシャル・ライヴ・レポート】 “日本一心” という言葉が掲げられたCOMPLEXの東京ドーム2DAYSは約10万人を動員して行なわれた。
その初日、21年の時を一気に超えていくような素晴らしいライヴを展開した。吉川と布袋がステージの両サイドから歩み寄り、センターで硬い握手をかわした瞬間にドーム内に感動と熱狂の渦。1曲目の「BE MY BABY」では観客も一緒に歌っていた。“会えない時間が教えてくれたよ” というフレーズがこの日の状況にも見事に当てはまる。
演奏されたのはアンコールも含めて21曲。まず驚いたのは大胆なセットリストだ。1990年11月8日の活動休止の東京ドームと21曲すべてが同じだった。
これは再現ライヴなんかではなくて、過去をはるかに更新するステージ。歌もギターも切れ味抜群で表情豊かだ。技術的な成長はもちろん、90年と決定的に違うのはふたりのマインドだろう。意地やプライドのためでなく、大きな志のためにともに全力で立ち向かっていた。この2DAYS、東日本大震災復興支援チャリティー・ライヴとなっている。吉川がMCでこう語っていた。「こんばんは、COMPLEXです。今日は東日本大震災被災地復興支援に賛同し、集まっていただき、どうもありがとうございます。日本一心と掲げた旗のもと、今俺たちは同じ志を持つ同士になりました。同士諸君、ともに今夜は大いに歌って踊ろうぜ! よろしく頼むぜ!」。
布袋が軽快なステップを踏みながら演奏している。吉川がシンバル・キックを披露する。踊るギタリストと跳ぶヴォーカリストのツー・ショットはなんと絵になるのだろう。バンドの演奏の一体感も素晴らしい。“俺は歌う 俺は弾く” というコピーがあったが、吉川が弾く場面、布袋が歌う場面もあった。二人が向き合ってのギタープレイもスリリングだった。「恋をとめないで」では会場も一体となっての歌。「1990」の最後は“振り向かずに歩いてゆこう”と歌詞が変わっていた。アンコール・ラストの「AFTER THE RAIN」での吉川の思いの詰まった歌声と布袋の包容力のあるギターも圧巻だった。これは希望の歌、そして愛の歌。
90年のセットリストなのに、2011年の今、リアルに強く響いてくる。まぎれもなく奇跡の夜だった。が、奇跡は空から降ってくるのではない。愛と勇気と叡智とが結集した時に出現するものであることをこの日のライヴが鮮やかに示していた。(文/長谷川 誠、撮影/武 裕康)
<COMPLEX 20110730・31 日本一心>
【SET LIST】01. BE MY BABY
02. PRETTY DOLL
03. CRASH COMPLEXION
04. NO MORE LIES
05. 路地裏のVENUS
06. LOVE CHARADE
07. 2人のAnother Twilight
08. MODERN VISION
09. そんな君はほしくない
10. BLUE
11. Can't Stop The Silence
12. CRY FOR LOVE
13. DRAGON CRIME〜ROMANTICA
14. PROPAGANDA
15. IMAGINE HEROES
16. GOOD SAVAGE
17. 恋をとめないで
18. MAJESTIC BABY
【ENCORE】
19. 1990
20. RAMBLING MAN
【W-ENCORE】
21. AFTER THE RAIN