ヒップホップの歴史を変えたレジェンド・グループ、デ・ラ・ソウル（De La Soul）の10作目のアルバム『Cabin In The Sky』が11月21日（金）に配信リリースされています。

　ナズによるインディ・レーベル「Mass Appeal」から「Legend Has It」シリーズの第6弾として発表された今作は、ピート・ロック、DJプレミア、スーパ・デイヴ・ウェストといった著名なプロデューサーたちが集結したほか、ナズ、Qティップ、キラー・マイク、スリック・リック、ブラック・ソート、コモン、ビラル、ユキミ・ナガノ（リトル・ドラゴン）ら錚々たるアーティストたちがゲスト参加。進化を続けながら内省を重ね、ストリートカルチャーに多大な貢献を果たしてきたデ・ラ・ソウルの圧倒的エネルギーが満ちあふれた一作となっています。

　リード・シングル「The Package」は、ピート・ロックがプロデュース。温かみがありソウルフルで、思わず縦に首を振りたくなるこの曲には、すぐさま長年ファンと新規リスナーが共鳴。また11月初めには、レジェンドラッパーのQティップと米R＆Bシンガーのヤミー・ビンガムがフィーチャーされた、スーパ・デイヴ・ウェストのプロデュースによるシングル「Day In The Sun (Gettin’ Wit U）」も発表。アルバム全体に流れるテーマを反映したこの曲からは、感謝と温もり、そして高揚感に満ちたエネルギーが放たれています。

　また、アルバムの幕を開ける「Cabin Talk（album intro）」では、遊び心にあふれた愉快な“点呼スキット”で、これから始まる旅のムードを決定。デ・ラ・ソウルならではの特徴的なストーリーテリングと、何十年にもわたる彼らの強固な友情を聴き手に思い出させます。

　ポスは本作に寄せて「このアルバムをリリースするのは、何年も走り続けてきた道のゴールに達した気分です。一歩一歩、全ての挑戦が、全ての深夜のセッションが、この瞬間を生み出しました。アルバム『Cabin In The Sky』は勝利の象徴であり、癒しであり、我々の愛するアートを創造し続ける喜びです。遂にこれを共有できるのは夢のようであり、我々と一緒に歩んでくれた全ての人々に感謝します」とコメント。

　メイスは「今日は、私にはとても感慨深い日です。デイヴ（故トゥルーゴイ）の魂はこの音楽に宿っています。このグループを作り上げた物語、笑い、そして愛の中に。あらゆる年齢の人々が、これらの曲に自身を重ね合わせてくれることを願っています。このアルバムは初期ファン、新たなリスナー、そして我々と共に成長した人々のためのもの。これは人生の音楽であり、ファミリーの音楽です。そして今日、こうして世界と共有できることに感謝しています」と語っています。