SHOWROOM株式会社が、9月11日、12日に同社が運営するライヴ配信サービス内の有料ライヴ機能“プレミアムライヴ”で、〈HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde〉を生配信。さらに、今回の公演においてニューノーマル（新常態）なライヴを実現するため、音楽業界初となる、生配信の視聴者を会場内に設置したパネルに投影するSHOWROOMの新システム“SHOWROOM Arena (β)”を初導入。ライヴの視聴者がまるで会場にいるかのように演出されたことにより、ファンとアーティストが一体となった臨場感のあるライヴを実現しました。

　〈HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde〉は9月5日に東京・Zepp Hanedaでスタート。新たな生配信の舞台となった9月11日、12日は〈Rock Day〉と称し、有観客＆配信の両方で参加できるライヴとして実施されました。新型コロナウイルスの影響で、実際の会場で鑑賞できる人数が会場収容人数50％以下に設定された中、“SHOWROOM Arena(β)”鑑賞した観客が会場内のパネルに次々と映し出され、会場の観客と共に新たな形のライヴを鑑賞しました。

　ライヴ中には、HYDEが生配信参加の視聴者に対し「何か言われたら『HYDEのせい』って言っていいから！お茶の間の皆もボリュームあげて！」と呼び掛け、視聴者がリアルタイムでコメントでレスポンスするなど、アーティストとファンの新たなコミュニケーションが見られたライヴとなりました。SHOWROOM株式会社代表の前田は、今回のライヴでのサービス導入にあたり「新しい試みだったので無事終わってホッとしています。HYDEさんご自身も楽しんで画面の視聴者に呼びかけてくださったり、想像以上に視聴者との繋がりを感じられたことが印象的でした」とコメント。今後の“SHOWROOM Arena (β)”の展開については「音楽は勿論、お笑いライヴや講演会など、コロナ禍でオーディエンスとの繋がりが制限されてしまったあらゆる興業に導入していけたらと思っています。双方向で繋がりを感じられる究極の場がライヴだと思うので、リアルな感覚を取り戻せるようにしながら、オンラインならではの価値を提供していきたいです」と回答しました。

　実際にライヴを行なったHYDEは、ライヴを終えてみての感想を聞かれ、「会場に画面があってそこに（ファンの）姿があるだけでものすごく感動した。通常のライヴとは違って（リアルタイムで）カメラの先にファンがいる。それを意識したパフォーマンスは画期的だと思うし、これまでにないライヴ映像を届けることができた」と手応えと喜びを語りました。さらに、今回のライヴを機に「セーフティにやっていきながらも、いかに面白いコンテンツを皆に届けて喜んでもらえるかがこれからの課題。今回のように、こんな時だからこその“スペシャル“を編み出していけると良い」とコメント。また、「このコロナ期間中に曲をたくさん作った。この後の計画もずっと練っていたものだから、ファンの皆には楽しんでもらえると思う」と今後の活動についても意欲的に語りました。