英HR/HM界の重鎮バンド、アイアン・メイデンが2008年に行ったワールド・ツアー〈Somewhere Back in Time Tour〉のライヴ&ドキュメンタリー映画『アイアン・メイデン:フライト666』が、2026年1月16日(金)より全国で順次劇場公開されます。同作品の日本での劇場公開は2009年に行われた国内5ヵ所での1日限定上映以来、約17年ぶり。
アイアン・メイデンは1980年代初頭にイギリスで発生したヘヴィー・メタル・ムーヴメント〈NWOBHM(ニューウェーヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィー・メタル)〉を代表するバンド。1980年に『鋼鉄の処女(Iron Maiden)』でアルバム・デビュー。翌年の『キラーズ(Killers)』発表後に2代目シンガーとしてブルース・ディッキンソンが加入。そして1982年にリリースされた『魔力の刻印(The Number Of The Beast)』は、全世界で200万枚以上売り上げる大ヒットとなりました。翌83年には『頭脳改革(Piece Of Mind)』、84年には『パワースレイヴ(Powerslave)』といった代表作を次々に発表し、ヘヴィー・メタル界の頂点へと駆け上りました。その後、数回のメンバー・チェンジを経て1990年代後半からラインナップが安定していき、2008年には全世界のメタル・ヘッズが狂喜乱舞した空前規模のワールド・ツアー〈Somewhere Back in Time Tour〉をスタートさせました。
本作は、〈Somewhere Back in Time Tour〉の1st Legにあたる2月1日のインド・ムンバイから、3月16日のトロント・カナダ公演までの46日間の行程に密着して制作されたドキュメンタリー作品。タイトルの「フライト666」は、ヴォーカルのブルース・ディッキンソン自らが機長となり、バンドのマスコットキャラクター“エディ・ザ・ヘッド”をペイントした専用ジャンボ・ジェット機“エド・フォース・ワン”の航空コード“666”から付けられました。世界中で計50万人以上のファンを前にライヴを披露するバンドの様子や各都市を移動する模様などを収録。日本を含む23公演をわずか46日で周回し、メンバーやクルー、機材&12トンものステージセットを搭載したジェットで帯同するツアーの全貌に加え、貴重なバックステージやオフの映像も多数収められています。トラックリストは各都市の公演から取り上げられています。