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ジョー・ヘンリー、9作目はマンモスではなくアンチから

ジョー・ヘンリー   2003/06/05掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
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ジョー・ヘンリー、9作目はマンモスではなくアンチから
 マドンナの妹と結婚したことから、一時期は“マドンナの義弟”なんて紹介をされることもたびたびだったシンガー・ソングライター、ジョー・ヘンリー。2001年には、ますますジャズ化も著しい傑作『Scar』をクレイグ・ストリートとの共同プロデュースにより発表している彼が、次なるアルバムのためにスタジオ入りしていたことは公式HPの情報でも明らかであったが、そこで2003年の中頃にリリースと告知されていたアルバムのリリース日が、ついに決定した。すでにタイトルも『Tiny Voices』になることが決まったこの新作は、9月9日にリリースされ、彼がソロモン・バークのアルバム『Don't Give Up On Me』に提供した曲「Flesh And Blood」のセルフ・カヴァーも収録される。

 今年初めに海外の音楽サイトでニュースが流れていたとおり、彼は長年在籍したレーベル“Mammoth Records”から、ソロモン・バークやトム・ウェイツらが在籍する個性派レーベル“Anti-Records”へと移籍しており、これが移籍後最初の作品となる。プロデュースには、『Scar』の録音とミックスを担当していたS.Husky Hoskulds(←どうカナ表記すべきでしょうか)が名を連ねているようだ。デビュー作からすべての作品を聴いてきた人なら分かるように、カテゴライズされることを拒んでいるかのごとく、作品ごとにサウンドのスタイルが変化し続けている珍しいミュージシャンで、初期作品をリアルタイムで聴いている人のほとんどが、現在のジャジーなスタイルへの到着は予想もしていなかったに違いないはず。ゆえに今作もどうなることか・・・・・・。年々枯れ具合の絶妙さが増している彼の歌声を、まだ一度も聴いたことがないなんて大損音楽人生を歩んでしまっている人も、これを機にぜひ。聴くべき理由ならいくらでも見つけられる才人ですよ。

 96年の『Trampoline』を最後に、前作『Scar』(2001年)、前々作『Fuse』(写真・99年)と日本盤未発売に終わっているヘンリー。が、レーベルを“Anti-Records”へと移籍したことで、日本盤リリースの光明がキラリ。朗報到着を信じて待ちましょう。
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