1973年の設立以来、現代作品を中心にクラシックのみならずジャンルを越境した活動を続けてきた
クロノス・クァルテット(Kronos Quartet)のアルバムが、6月25日(水)に2枚同時発売されます。
1枚は、大ヒット作『ブラック・スワン』の
ダーレン・アロノフスキー監督が4年ぶりにメガホンを取った
ラッセル・クロウが主演する公開中の大作映画『ノア 約束の舟』の
オリジナル・サウンドトラック(WPCR-15767 2,600円 + 税)。音楽を書き下ろしたのは、アロノフスキー監督とデビュー作『π』からタッグを組む
クリント・マンセル。クロノス・クァルテットとマンセルは、アロノスフキー監督の第2作『レクイエム・フォー・ドリーム』でもサウンドトラックを制作しています。
もう1枚は、クロノス・クァルテットの設立40周年を記念したアルバム
『千々に乱れて』(WPCS-12751 2,600円 + 税)。スウェーデン民謡、ベトナム民謡、アイルランド民謡といった各地の民謡をはじめ、シリアの
オマール・スレイマン、エチオピアの
ゲタチュウ・メクリヤ、アルゼンチンの
アストル・ピアソラ、インドの映画音楽の大家・ラフール・デヴ・バルマンなど、世界各地の音楽に目を向け、さまざまな音楽家たちと共演してきた彼らならではの一枚です。ゲストとして、アシャ・ボスレ(vo)、
ザキール・フセイン(タブラ)、アストル・ピアソラ(バンドネオン)らが参加。新録音源を中心に、過去の録音も含み、“先鋭的”で“ボーダーレス”と評される彼らの真髄を堪能できます。