ハロー!プロジェクトのアイドル・グループ“
Juice=Juice”の元メンバーで、現在はソロ・アーティストとして活動している
宮本佳林が、4thシングル「
キケンな魔法 / ビースト!」(両A面)を6月11日(水)に発売。リリース当日となる11日には、東京・池袋サンシャインシティ 噴水広場で新曲の発売記念イベントを開催しました(2公演)。1年7ヵ月ぶりとなるシングル発売とあって、会場には多くのファンが来場。多彩な声援が宮本に送られました。
本リリース・イベントは、6月12日(木)に宮城・仙台駅前 EBeanS 10階屋上特設ステージ、13日(金)に北海道・アリオ札幌 1Fハーベストコート イベント広場、14日(土)に千葉・イオンモール幕張新都心 グランドスクエアで開催予定となっています。
また、ボーカロイド曲が好きで、いつもボーカロイドの楽曲を聴いて生活しているという宮本。宮本本人が大好きな
DECO*27のボカロ曲「ヴァンパイア」のカヴァー動画が公式YouTubeで公開中。宮本の高い再現性、原曲へのリスペクトが感じられるパフォーマンスで高評価を得ています。そして、カヴァー動画の第2弾として「地球最後の告白を」を近日公開予定。
2月に開催されたソロ・ライヴ〈宮本佳林 Sweet Box 2025 〜Happy Valentine'sDay!〜『Chocola』/『Macalon』〉では、「地球最後の告白を」「千本桜」といったボカロ曲をパフォーマンスしており、そのライヴ映像は今回の新曲「キケンな魔法 / ビースト!」の[初回生産限定盤 SP1][初回生産限定盤 SP2]の特典として付属するBlu-rayに収録されています。
さらに、主演舞台『STAGE VANGUARD「ザ☆アイドル!」』では、80年代アイドルの楽曲を披露するなど、往年のアイドルへの造詣が深い宮本。今回の新曲の特典Blu-rayには
松田聖子の楽曲「瞳はダイアモンド」も収録されています。「ヴァンパイア」「地球最後の告白を」に続くボカロカヴァーも鋭意制作中とのことで、今後のボカロ曲や昭和アイドルなどのカヴァー展開にも注目したいところです。
宮本は、8月23日(土)からアニメ・映画化もされた大人気コミックが原作のミュージカル『四月は君の嘘』(東京・昭和女子大学人見記念講堂)に出演予定。ハロー!プロジェクト以外のミュージカルは、本舞台が初となりますのでこちらもお見逃しなく。
[ライヴ・レポート] イベントは最新曲の『ビースト!』でスタート。ハロプロ時代を彷彿とさせるサウンドが印象的な楽曲で、疾走感のあるアイドルソングだ。格好の良い楽曲の世界観に合わせた宮本の気高く強い意志を感じさせるボーカルと、時折魅せる大人の色気、アイドル感に溢れた笑顔でファンを魅了。間奏ではファンとのコール&レスポンスもあり、1曲目から会場のボルテージは最高潮に達していた。
パフォーマンス後、宮本は「みなさん、こんにちは宮本佳林です!今日という一日を皆さんと特別な日にしていきたい」と挨拶。次の楽曲はファンの方はスマホで撮影可能とあって、「奇跡の1枚を(SNSに)あげてください!(奇跡の1枚を)出せるように頑張るので!」とファンに笑顔で語りかけていた。ファンに自身のSNSでの拡散を希望した宮本は、もう一つの新曲『キケンな魔法』を披露。こちらは、これからの季節にぴったりな“夏のザ・アイドルソング”だ。宮本の澄みきった歌唱にマッチした楽曲で、今っぽいサウンドのなかには昭和・平成のテイストも盛り込まれており、幅広い世代が親しめる一曲に仕上げられている。
同曲の振り付けを担当したTikTok総再生回数29億回を誇る、日本一話題の振付師の槙田紗子は「楽曲を聴いた時、魔法少女かりんちゃんが魔法をかけてくれてるような気持ちになったので、そんなイメージで振付させていただきました!かわいいかりんちゃんを堪能してください!」とコメント。槙田の言葉通り、宮本の“かわいい”キケン(!?)な魔法にかかった会場は多幸感に包まれていた。
その後は最新シングルのアディショナルトラックとして収録されている『トランジットタイム』を歌いあげ、再びMCへ。
宮本は本日のイベントに触れ、「(サンシャイン噴水広場は)毎回、新曲をリリースさせていただくたびに立たせていただいているんですけど、ここは聖地みたいな場所。アイドルになる子たちは、この場所に立ってみたいと思いながら活動していると思う。そんな憧れの場所に毎回立たせていただいているのは、関わってくれている一人一人のおかげです」と、ファンに向けて感謝の言葉を口にしていた。
MC終了後は、最新シングルのアディショナルトラック『ハートビジョン』と『SUPER IDOL -Especial-(Single Ver.)』を披露してイベントは終了となった。
『SUPER IDOL』は昨年公演された宮本主演の舞台『STAGE VANGUARD「ザ☆アイドル!」』で披露された楽曲のリアレンジ。舞台歌唱曲のなかからファンに人気投票をしてもらい、1位となった一曲だ。ファンと宮本との強い絆を歌ったような歌詞が印象的で、ハロプロエッグ時代を含めると15年以上にわたりアイドルとして活動している宮本だからこそ歌える曲といえる。
最後にイベント終了後の宮本に、新曲、今後の活動にかける想いを語っていただいた。――4月26日からスタートした発売記念イベントですが、全国を駆け抜けた約1か月を振り返ってみていかがでしょうか?いつも応援してくれているファンの方はもちろんですが、最近ファンになって初めて来てくれた方、Juice=Juiceのときから好きだったけどソロのイベントは初めて来たよという方など、いろいろな人にお会いすることができました。
全国各地を回らせていただくのは、すごく大切だなって感じましたね。
また、今回のシングルは声帯を手術してから初めてだったので、自分の声が新しい楽器に変わった感覚。今までなら地声を張って出していたところを、逆に柔らかく出すみたいな変化もあったりして、発売記念イベントを通じて自分なりにアップデートできているのかなって思います。――今回の『キケンな魔法』『ビースト!』『SUPER IDOL -Especial-(Single Ver.)』は、どんな想いを乗せてパフォーマンスしているのでしょうか?『キケンな魔法』は本当にザ・アイドルソングで、Juice=Juice時代のときは歌っていなかったような曲。
ソロになった宮本佳林はアイドルソングっぽい曲もたくさん歌わせてもらっているので、そういったところをちゃんと見せられるように工夫して歌っています!
逆に『ビースト!』は、Juice=Juiceやハロー!プロジェクト、ロックな感じの曲が好きだよっていう方にハマってもらえると思います。
間奏のところをコール&レスポンスに変えて「ライブで楽しい曲だよ」というのを今回のイベントなどを通じて伝えて行きたいです。
『SUPER IDOL -Especial-(Single Ver.)』はアイドルソングです。
なにより投票で1位になった曲なので、ファンの方に望まれている曲というのを感じています。
感謝の気持ちやファンの方と私の関係性を素敵に歌った曲なので、今後も大事に歌い続けていきたいです。
個人的に注目して欲しいのは『キケンな魔法』のミュージック・ビデオのデートシーン。
私がセリフを言っているので、口の動きを見て何と言っているのか当ててみてほしい!
ぜひ、新曲に収録されているメイキングまでしっかり見てもらえると嬉しいです。――ボカロカバーの第2弾となる『地球最後の告白を』を今後公開予定とのことですが、仕上がりはいかがでしょうか?私らしくできたと思います!
原曲キーで歌われる方が多い曲で、私も原曲キーでという思いはあったんですけど、ライブで歌ったりすると少し機械のように聞こえてしまう部分があったので、私に合ったキーでレコーディングさせていただきました。
そういったこともあり、逆に宮本佳林らしく歌えたのかなって。
もちろん、オリジナルをリスペクトしつつの仕上がりになっています!
“歌ってみた”が好きだよっていう方もたくさんいらっしゃると思うので、『ヴァンパイア』や『地球最後の告白を』が、そういった方にも響いたら嬉しい。
そこから、私の楽曲やライブ映像などに興味を持ってもらえたらなって思います。
そのためにも、これからもいろんなボカロのカバーをしていきたいですね。――今後、さらなるスーパーアイドルになるための目標、意気込みなどを教えてください。私自身、ずっとライブができる人間になりたいって頑張っています。
個人的な目標としては、いつか日本武道館でソロライブができるようになりたい。
そのためには定期的にツアーができるようなアイドルになっていきたいですし、宮本佳林という存在をたくさんの方に知ってもらいたいです。
そういった活動がどんどんできるように、今後も頑張っていきたいです!――宮本佳林