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映画『キリエのうた』、予告編にて主演のアイナ・ジ・エンドが歌う主題歌が解禁 村上虹郎ら追加キャストも発表

2023/07/13 16:10掲載
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映画『キリエのうた』、予告編にて主演のアイナ・ジ・エンドが歌う主題歌が解禁 村上虹郎ら追加キャストも発表
 岩井俊二監督が、BiSH解散後、ソロとしても活動の場を広げるアイナ・ジ・エンドを主演に、松村北斗黒木華広瀬すずといった豪華キャストがメイン出演者に迎えて贈る最新作の映画『キリエのうた』。このたび、10月13日(金)の全国公開に先駆けて、アイナ・ジ・エンドの唯一無比の歌声が聞ける予告編、主題歌、ティザー・ポスターの第2弾が公開。あわせて、村上虹郎松浦祐也ら追加キャストも発表となりました。

 今回の予告編にて、アイナ・ジ・エンド演じる、路上ミュージシャン・キリエが歌う、小林武史作詞・曲の主題歌「キリエ・憐れみの讃歌」が初解禁。音楽映画としてのタッグは、『スワロウテイル』(1996)、『リリイシュシュのすべて』(2001)以来、長年タッグを組んできた岩井俊二監督と小林武史のもと、新たなミューズ、アイナ・ジ・エンドが加わり、音楽映画『キリエのうた』を形作る名曲を生み出しています。予告編は、アイナ・ジ・エンドの唯一無二の歌声が響き渡る主題歌とともに、さまざまなキャラクターの多彩な表情が垣間見える映像に。あわせて公開されたティザー・ポスター第2弾では、予告編でも印象的なシーンであった、路花、真緒里、夏彦が楽しそうにギターを奏でるシーンが切り取られたものとなっています。

 また、あわせて発表となった追加キャストは、村上虹郎、松浦祐也、笠原秀幸粗品霜降り明星)、矢山花、七尾旅人、ロバートキャンベル、大塚愛安藤裕子江口洋介吉瀬美智子樋口真嗣奥菜恵浅田美代子石井竜也豊原功補松本まりか北村有起哉。岩井俊二監督のもと、さまざまなジャンルで活躍する個性豊かな面々が名を連ねています。

[コメント]
岩井組、痺れる映画体験でした。アイナ氏の隣でギターを奏でられる事、最高のバンドメンバーと共に。
――村上虹郎 / ギタリスト・風琴(フウキン)

岩井組からお声がけがあり、喜び勇んでカミさんに報告すると、熱心な岩井作品ファンのカミさんが「お願いだから断って!アンタは絶対岩井監督の世界観に合わないから!」と懇願されました。お断りするはずもなく、バカ面さげて現場に行ったのですが、想像以上に撮影が楽しかったのです。岩井監督のたまに短い言葉で与える演出が面白く、芝居がガラッと変わるので本当に驚きました。『キリエのうた』参加できて幸せでした。
――松浦祐也 / IT会社社長・波田目(ナミダメ)新平

岩井俊二監督は、僕の人生を変え続けてくれている人です。自由の中にある緊張感で、そこに存在できているかをしっかりと見てくださる監督です。久しぶりに参加させて頂く事になり、撮影期間はずっと心が高揚していました。アイナさんは、その歩まれてきた道、アイナさんにしかできないやり方で、圧巻でした。キャスト、スタッフの熱量が一つにならないとできない、凄まじい映画に参加させて頂きました。是非、たくさんの方に見て頂きたいです。
――笠原秀幸 / ストリートミュージシャン・松坂珈琲

岩井井監督とも撮影以来、久しぶりに再会できました。毛量偉人やん!俺の知ってる60歳のなかで一番毛量多い!監督のロン毛を見て俺は髪の毛を切りました。(笑)アイナさんにはいらんもんばっかり貰って、和気藹々とさせてもらってありがとうございます。
――粗品(霜降り明星) / キーボード奏者・日高山茶花(サザンカ)

岩井組の皆さんと色々な場所に行ったこと、話したこと、一緒に見た夕焼けや食べたもの、全ての記憶が宝物です。岩井監督はアニメやピアノのことなど色々な話しをしてくれました。最初は緊張していましたが、毎回監督に会うのがとても楽しみになりました。
――矢山花 / 謎の少女・イワン

映画に出たり小説を書いたりせず、ひたすら歌のみで表現していくと決めて25年やって来たけれど、岩井俊二監督から書きかけの台本の中の自分の役柄を見せて頂いた時、人生で一度だけ出演してみようと思った。路上にたゆたう無数の歌を顕在化させる基点として、僕が演じるMがいる。曲も作ることになり、感慨深い時間を過ごした。まだ完成版を観ていないので自分がどんな姿を晒しているか判りませんが、僕の醜態は他の素晴らしい役者陣が帳消しにするでしょう。
――七尾旅人 / ストリートミュージシャン・御手洗礼(ミタライレイ)

ワンシーンごとの撮影が、禅問答のように静かに流れる時間の中で行われたことを覚えている。演技指導はいっさいなく、俳優の心身に秘めた力をぐっと押し出すように、何度もテークを重ねていった。監督は厳しい表情を見せていない。代わりにもっと深い場所から、聞こえる人には聞こえる、魂を呼び覚ます大きな声を響かせている気がした。リズムの心地よく懐かしい一体感が、その日の午後にはあった。
――ロバートキャンベル / 加寿彦のパートナー・マーク・カレン

10代の頃、岩井監督の作品に出会い、一瞬で魅了されました。いつか何かしらで関わりたいと淡い夢を抱き、ついにデビューして20年でようやくそれが叶い、未だドキドキしています。あの日というパズルがハマった完成の絵を、しっかり見届けたいと思います。
――大塚愛 / キリエの母・小塚呼子

岩井さんの作品に触れたのはまだ私が高校生で、胸に捉えようのないタールみたいなものがこびり付いていた頃だと思います。やりようのない孤独とか、絶望とか、文字にしてしまうと陳腐なんだけれど、そう言った感情の共犯者になってくれるような予感がありました。置いて行かれた側の人間にしか分からないような、そんな想いです。大人になってこうやって岩井俊二の世界に自分がお邪魔できるとは。人生捨てたもんじゃないと思います。ありがとうございます。アイナちゃんは同じミュージシャンとあって、心易い思いで接していたけれど、彼女の踊りを見て息を呑みました。その空間を捉える指先の動き一つ見逃せないものがあります。そして寂しさの分、優しい人です。ご一緒できて嬉しかった。
――安藤裕子 / 児童福祉司・沖津亜美

久々に岩井監督の新しい音楽映画が出来ました。以前出演した「スワロウテイル」では、リョウ・リャンキという役を演じたのですが、岩井監督の現場は独特で、何も言われないのだけど自然に体がその世界観の中に入っていくような不思議な現場で。今回の撮影現場でもすごく気持ちよくやらせていただきました。
――江口洋介 / 夏彦の伯父・潮見加寿彦

今回お声がけいただき、岩井組に参加させていただけて本当に光栄でした。
どうして私がキャスティングされたんだろう、間違えてないかなとドキドキしていましたが、以前から似ていると言われていた松村くんと親子役で共演できると聞いてとても嬉しかったです。

――吉瀬美智子 夏彦の母・潮見真砂美

不詳樋口、俳優部として三度目の岩井組参加にして、今までと違う三つのチャレンジを年甲斐もなくできるだけ頑張らせていただき、改めて岩井組俳優部の皆さんの困難とそれを微塵も感じさせぬ姿勢に感服致しました。つけたまま帰ってしまった結婚指輪をお返しするのを忘れてましたので今度持っていきます。
――樋口真嗣 夏彦の父・潮見崇

広瀬すずさんの母親役として出演させていただきました。岩井さん特有の現場の空気感に懐かしさを感じながらも、この作品世界の中にいられる幸せを感じながら撮影していました。あの日失ったもの、捨てたもの。心と折り合いをつけるしかない孤独や、照らされた道を探し彷徨うそれぞれの抱える痛み。冷静に映画を観ていたはずの私も、映像美と音楽に惹き込まれ、気付けば心がポロポロ泣いていてしばらく声が出てきませんでした。
――奥菜恵 / 真緒里の母・広澤楠美

私はすずちゃんの“おばあちゅぁん役”をやらせていただきました。最初は緊張して現場に行ったんですが、それを溶かしてくれるような監督でほっとしました。岩井俊二ワールド満載の作品を沢山の人に観ていただきたいです。
――浅田美代子 真緒里の祖母・広澤明美

岩井監督とは90年代から本当に長いお付き合いになりますが、作品に出るのは2回目で、松たか子さん主演の「四月物語」(1998)以来ですね。久しぶりに岩井さんの映画作りの現場を目の当たりにして、相変わらず入り込み方が凄いと言いますか、ただならぬ迫力を感じました。そこが彼の素晴らしいところです。主演のアイナちゃんは、直接の絡みはなかったのですが、別に話す機会があり、これからが楽しみな才能だなと思いますね。
――石井竜也 / 楠美の恋人・横井啓治

岩井監督の作品を観るたび、人の輪郭が物語の中に消えいりそうな、無垢な死生観みたいな感覚を受けておりました。果たして撮影時の岩井監督自身からもその輪郭線は明らかには見えず、浮遊する空気と時間の流れにいつしか裸にされているような未知な時間がありました。そこへアイナ・ジ・エンドさんの佇まいが輪をかけて亜空間を作り出していたことは疑いようがなく、曲の中に消え入ってしまうようなあの歌声からもやはり、あの二人は何らかの妖術を手にしているのだろうと勝手に推測しております。素敵な撮影現場でした。映画の完成を楽しみにしております。
――豊原功補 / イッコの元恋人

中学生の時、「リリイ・シュシュのすべて」のオーディションで岩井監督とお会いして22年。ひとときではありますが憧れ続けた岩井組への参加となりました。今作でのアイナさんの歌声、芝居、存在に、鳥肌と得も言われぬ涙が何度も頬を伝いました。本物がここに存在した証なのだと思います。
――松本まりか / イッコの元恋人のガールフレンド

衣装合わせで早めに着いて待っていたら、のっそりふわわっと監督がいらっしゃって、完全に虚をつかれ(うわ!本物の岩井俊二監督だっ!)と少しばかり虚勢を張ってた情けないボクは心の中で叫んでおりました。そしてアイナ・ジ・エンドさんとのはじめてのシーンでは「じゃあ、歌ってごらんよ」なんてエラソーなセリフをテーブル越しに吐いたら、彼女の生声をモロにくらってHPポイントが1になりました。そのくらいの衝撃を受けたのです。
――北村有起哉 / 音楽プロデューサー・根岸凡


©2023 Kyrie Film Band

映画『キリエのうた』
2023年10月13日(金)全国公開
kyrie-movie.com
配給: 東映
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