[ライヴ・レポート] ホール公演最終日、定刻を過ぎ、場内の照明が落ちるとステージサイズいっぱいに映像が投影された。それは近年長きにわたって人々の日常を窮地に追い込んだコロナ渦と向き合う世界各地の様子で、映像のラストにはその終息を告げるかのようにひとりの女性がマスクを外す。場内には歓喜と歓迎の拍手の渦が巻き起こる。それと同時に最新アルバム『Break and Cross the Walls ?』に収録されている「yoake」のイントロが鳴り始め、舞台全面を覆っていた紗幕が振り落とされ、バンドが姿を現した。のっけから客席の温度も一気に上がる。
最初のMC時には拍手が鳴りやまず、そのままJean-Ken Johnnyの「最終地ノ米子!鬼太郎ノ里ニモノノケタチガ戻ッテキマシタ!!全テノ締メククリ、思ウ存分カカッテキナサイ!」という雄叫びをきっかけにDragon Ashトリビュート「25: A Tribute to Dragon Ash」で手掛けた「FANTASISTA」へ。セットリストは連続リリースとなった最新アルバム『Break and Cross the Walls I&II』を中心に置きつつも、ライヴ定番楽曲も盛り込み熱演し、詰めかけた観客を大いに楽しませていた。観客の声出しがOKとなった会場で「一緒ニ歌エルカ?オ前ラノ歌声ヲ聞カセテクレ!」と「Seven Deadly Sins」では大合唱が巻き起こる。
中盤、ドラムのSpear RibとDJ Santa Monicaによるセッションが披露されるとライヴ恒例の「MISSION MOVIE」へ。続いて披露された「Dive」のアコースティック・ヴァージョンではツアーで訪れてきた海外諸国で取材時に尋ねられた各国のオーディエンスの反応の違いなどを伝え、負けじと熱狂し、リアクションする客席には「完璧デス!米子アリガトウ!!」と感謝の意を伝えていた。
ライヴ本編最後にはホールツアーで国内初披露となった最新ヒットナンバーとして記憶に新しいmiletとのコラボ楽曲「絆ノ奇跡」をバンドのみで披露。miletパートの歌唱はJean-Ken Johnnyが担当。楽曲のロック色を一層深めた仕上がりをみせていた。続く、アンコールでは「86 Missed Calls」、そして、鉄板ナンバーともいえる「FLY AGAIN -Hero’s Anthem-」で、再びライヴハウスでの再会を誓い大円団を迎えた。
約9ヵ月におよぶ〈MAN WITH A MISSION World Tour 2023 〜WOLVES ON PARADE〜〉はこの後、香港を皮切りに中国本土、上海・広州公演を含むアジア各地域へと進み、11月3日(金・祝)の愛知・日本ガイシホールから国内アリーナ・ミッション。最終日12月16日(土)、12月17日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演まで続く。ますます勢力を増すバンドの最新ステージを見逃せない。
■〈MAN WITH A MISSION World Tour 2023 〜WOLVES ON PARADE〜〉 [ASIA MISSION] 2023年9月15日(金) 香港公演 / Music Zone 2023年9月17日(日) 台北公演 / Zepp New Taipei 2023年9月22日(金) 上海公演 / 浅水湾万代南梦宫1F梦想剧场 2023年9月24日(日) 広州公演 / 声音共和LIVEHOUSE 2023年9月27日(水) ジャカルタ公演 / The Kasablanka Hall 2023年9月29日(金) シンガポール公演 / Capitol Theatre 2023年10月1日(日) クアラルンプール公演 / Zepp Kuala Lumpur