プロ野球セ・リーグの優勝を果たした阪神タイガースのストッパー
岩崎優のマウンド登場曲である
河野万里奈が歌う「アイキャントライ」が、各音楽配信サービスにて再生数が上昇しています。
同曲は、プロ野球中継のゲスト解説を数多く務めるなど、野球好きで知られるシンガー・ソングライターの河野万里奈が2019年に発売した楽曲で、河野が「唯一無二の美しいピッチングフォーム」と惚れ込む阪神タイガースの守護神・岩崎優投手の登場曲として使用されています。
タイガースがリーグ優勝を果たした今シーズン、ストッパーの岩崎投手が最終回のマウンドに立つ際、甲子園球場で登場曲として流れている同曲は、『泥だらけの縦縞こそが世界一美しい』というタイガースの縦縞を示唆する歌詞と、「あきらめない」と「ウソをつかない」という2つの意味を持つ「アイキャントライ」というタイトルが、クールでひたむきにマウンドに立ち続ける岩崎投手と重なり、かつての
藤川投手の登場曲「
every little thing every precious thing」(
LINDBERG)同様、ファンの間ではおなじみの曲となっています。
この夏、首位を独走したタイガースの快進撃と共に岩崎投手の登場曲である河野万里奈の「アイキャントライ」が各音楽配信サービスでの再生数が上昇。リーグ優勝を決めた9月14日以降も大きな反響となっています。
「先祖代々タイガースを応援してきた家系」と語る河野は、「中学生の頃に甲子園球場のマウンドに上がる藤川球児さんと共に流れるLINDBERGさんの『every little thing every precious thing』を球場で熱唱した時から私の一番の夢はここだなと焦がれ続けていました。私は2011年に歌手としてデビューをさせて頂きましたが、デビューから8年が経った2019年、岩崎優投手は一人の歌手の大きな夢を叶えてくださいました。登場曲をシーズン途中に『アイキャントライ』に変更したのです。それは岩崎投手にとって、勝利の方程式入りした大切なシーズンでした。そして私にとっては、初めて自分で作詞作曲した曲がCDとなった勝負の再メジャーデビューシングルでした」と、同曲に賭けていた自身の歌手人生と岩崎投手とのストーリーを振り返りました。
優勝が決まった14日、河野は自身のSNSを通じ「ここまで勇敢な戦いの相棒に『アイキャントライ』を選んでくださって本当にありがとうございました。最後は『栄光の架橋』にバトンを繋ぎ、岩崎優投手と横田慎太郎選手の思いと一緒に挑ませていただけた、そんな気持ちで勝手にいます。阪神タイガースファンサイトに毎日応援コメントを送っていた中学時代の私に、伝えたいです。キミには素晴らしいヒーローが現れるよと。そのヒーローを通して素晴らしい方々と、キミが心を振り絞って作った楽曲を分かち合えるよと」とコメントし、自身の曲がファンと選手を繋ぐ1曲となっていることを喜びました。