ハロプロ研修生が、2023年12月3日及び10日に、定期公演〈Hello! Project 研修生発表会 2023 12月「雪華」〉を開催。大阪と東京で行われた計4公演のうち、東京・Zepp DiverCity（TOKYO）で行われた10日昼公演のレポートが到着しました。

　当日のステージでは、ハロプロ研修生ユニット’23を含むハロプロ研修生、OCHA NORMAの総勢19人が参加。OCHA NORMAの米村姫良々は新型コロナウイルス感染により欠席し、「右膝前十字靭帯損傷」で加療中のハロプロ研修生ユニット’23の小野田華凜は、着席で一部楽曲のパフォーマンスに参加しました。

［ライヴ・レポート］
　オープニングSEを受けて参加メンバーが華々しく登場し、パフォーマンスは「きみの登場」で力強くスタート。場内にクラップが響いた「生まれたてのBaby Love」を軽やかに歌い上げ、まこと（シャ乱Q）の進行によるMCでは、全員で元気よく挨拶した。

　パフォーマンスへ戻り、ハロプロ研修生ユニット’23、ハロプロ研修生のメンバーが多彩な組み合わせで次々と楽曲を披露。村越彩菜と上村麗菜、牧野永愛は「キラキラ冬のシャイニーG」で躍動し、橋田歩果と植村葉純、河野空愛は「聖なる鐘がひびく夜」の可憐なパフォーマンスで魅了。松原ユリヤと小野田、村越、吉田姫杷、林仁愛は「君は自転車 私は電車で帰宅」をしっとりと歌い上げ、ハロプロ研修生ユニット’23は「抱きしめられてみたい」でしなやかにステージを舞った。

　MCでは2023年の締めくくりとして、まことの進行により上村、河野が「今年1番印象深かったできごと」を振り返った。

　上村は、2024年内のデビューも発表しているハロプロ研修生ユニット’23への加入と述べ「ハロー！プロジェクトでデビューするのが夢なので、最初聞いたときは驚いて。でも、うれしくて」と吐露。加入後の今は「面白くて大好き」と話す同じユニットメンバーの松原ユリヤと小野田華凛に、当初は「クールで、真面目な人」という印象を抱いていたと振り返った。

　続く河野は、2023年9月に開催したハロー！プロジェクトの25周年公演〈Hello! Project 25th ANNIVERSARY CONCERT〉を回想した。本番当日、先輩メンバーへ挨拶した際に「モーニング娘。さんの楽屋に（OGの）佐藤優樹さんがいて。いると思ってなくて、ドキドキしちゃいました」と話し、「挨拶できたんですけど、直視できなくて…。もう一度やり直したいです」と笑顔で本音を明かした。

　ステージは展開し、OCHA NORMAは「ウチらの地元は地球じゃん！」「ヨリドリ ME DREAM」「シェケナーレ」「なんだかんだエヴリデー！」と4曲続けてパワフルなパフォーマンスを繰り広げ、会場を盛り上げた。

　MCでは、小野田の進行で「ハロプロ研修生なんでもベスト3」と題した、メンバー投票によるユニークなテーマの「ベスト3」ランキングを発表した。最初の「いい人選手権があったら優勝しそうなメンバーベスト3」は3位が村越、2位が植村、1位が小野田の結果となり、進行を務めながらも1位を獲得してはにかむ小野田に対して、牧野が「振り付けが分からないときに、分かるように教えてくれるので、本当に優しい」と投票理由を明かした。

　次の「生徒会長になれそうなメンバーベスト3」は、3位が松原、2位が林、1位が橋田という結果に。各順位ごとにメンバーが投票理由などを語り、野球ファンで知られる1位に輝いた橋田が「私が生徒会長になったら野球部を全力で応援させていただきたい」と話すと会場が笑いに包まれた。

　ステージは後半戦に。ハロプロ研修生ユニット’23は、今回の定期公演で初披露となった「CHOちょこっとロッケンロール」、定番曲の「女で地球は回ってる」を続けて披露し、OCHA NORMAの西崎美空（崎は正式には「たつさき」）も加わった「Upside down girl」で力強く躍動。ハロプロ研修生ユニット’23とハロプロ研修生で力を合わせた「こんなハズジャナカッター！」でコミカルに立ち回り、ハロプロ研修生ユニット’23と河野、OCHA NORMAの広本瑠璃は「大器晩成」で勇ましい表情を見せ、曲の終盤では観客も一体となり「大器晩成！」と歌詞を連呼した。

　公演のラストを飾った「本気で熱いテーマソング」ではメンバー同士が微笑み合い、観客のコールやレスポンスで熱気もさらに高まった。表情豊かなパフォーマンスを展開した参加メンバーは、客席に向かって感謝。笑顔を浮かべながらステージをあとにした。