TRICERATOPSの
和田唱が、12月17日(日)に東京・丸の内のコットンクラブにて、初となるカヴァー曲のみのライヴ〈和田唱 SOLO -COVERS-〉を開催。さまざまな名曲カヴァーを披露しました。
ライヴのアナウンス直後から大きな期待を集め、1stショウ、2ndショウともにソールドアウトとなった本公演。エレキギター、アコースティックギター、ピアノと楽曲によって楽器を使い分けながら、自身のルーツともなっているジャズのスタンダードをはじめ、『白雪姫』の挿入歌「Someday My Prince Will Come」(邦題「いつか王子様が」)〜『くまのプーさん』のテーマ曲「Winnie the Pooh Theme Song」〜『ピノキオ』の主題歌「When You Wish Upon a Star」(邦題「星に願いを」)といったディズニーメドレーや、ギター・インスト曲、
ビートルズや
スプリームスの楽曲など、「僕自身が影響を受けたのはロックだけじゃないんです」と、ジャンルを問わず音楽に造詣の深い和田ならではの幅広いレパートリーを聴かせました。
ライヴ後半には「この人には本当に可愛がって頂いたんです」と
KANに出会う前から和田が大好きだったという楽曲「プロポーズ」を披露。(和田考案のこの日のオリジナルカクテルも同名のタイトルとなっていた)「ふざけた曲もたくさんある(笑)けど、こんなに素敵で素晴らしい曲もあるんです。みんな、しんみりしないようにね。なんせKANさんなんで」と噛みしめるように丁寧に、優しく歌い上げると、誰もが納得のパフォーマンスに、演奏後に惜しみない大きな拍手が寄せられました。
2023年はミュージカル『のだめカンタービレ』の楽曲制作や、TRICERATOPSのツアー、3枚目のフル・アルバムのレコーディングと、TRICERATOPSともども止まることなく幅広い活動を続け、シーンをリードしている和田ですが、年の瀬の大晦日にはTRICERATOPSの2ndアルバム再現ツアー〈RETURN OF THE GREAT SKELETON 2023〉の追加公演を開催。2023年の最後まで精力的な活動で楽しませてくれそうです。
撮影: 山本倫子