ストレンジ・デイズ・レコードが贈る紙ジャケット・シリーズ最新版は、実に渋いラインアップになりました。まずはザ・ムーヴ、E.L.O.、ウィザードでも知られる鬼才・ロイ・ウッドが87年に発表したソロ4作目『スターティング・アップ』。彼のソロ作の中でも、パワー・ポップ感がもっとも強いとされる一作です。

　デヴィッド・ボウイのバック・バンドとして名を馳せたスパイダース・フロム・マーズは、76年に発表したバンドとしてのデビュー作『スパイダース・フロム・マーズ』（写真）がラインアップ。さらに、そのスパイダースのドラマーだったウッディ・ウッドマンジーが結成したモダン・ポップ・バンド、ウッディ・ウッドマンジーズ・ユー・ボートの唯一の作品である『ウッディ・ウッドマンジーズ・ユー・ボート』（77年）などという、実にマニアックな作品も。

　そして、ファンタジックなプログレッシヴ・ロックを聴かせるフループは、イアン・マクドナルド（キング・クリムゾン）をプロデューサーに迎えた5作目『当世仮面舞踏会』（71年）が登場。フォーキーでもあり、ポップでもある優しげなシンフォニック・サウンドが魅力です。

　発売は、全作品5月24日の予定。なお、いずれも日本独自の最新リマスター音源を採用しています。

＜ストレンジ・デイズ・レコード紙ジャケットシリーズ＞
●ロイ・ウッド『スターティング・アップ』（POCE-1009 税込\2,940）
●スパイダース・フロム・マーズ『スパイダース・フロム・マーズ』（POCE-1010 税込\2,940）
●ウッディ・ウッドマンジーズ・ユー・ボート『ウッディ・ウッドマンジーズ・ユー・ボート』（POCE-1011 税込\2,940）
●フループ『当世仮面舞踏会（Modern Masquerades）』（POCE-1012 税込\2,940）