関口シンゴが、アルバム『tender (Deluxe Edition)』の続編となる『tender Remix』のリリースを発表。その第1弾として、LAのマルチ奏者、プロデューサーのPaul Grantをリミキサーに迎えた「Raincoat (Paul Grant Remix)」が6月25日(水)にリリースされています。
2023年にリリースし、関口シンゴの代表作として多くのリスナーに愛され続けるアルバムとなった『
tender』。そのなかでも関口のシグネチャーでもある“チルギター”が存分に発揮され、ひときわ人気の高い「Raincoat」がカリフォルニア出身、LAを拠点に活動するマルチ奏者、プロデューサーのPaul Grantの手によって生まれ変わりました。
LAのビート・シーンをはじめ、ジャズ、R&B、ヒップホップなど様々なジャンルで活躍するPaul Grantのフィルターを通すと魔法のように新たな世界を拡張します。原曲のギターの旋律は活かしつつも、倍音をふくんだようなウェットで奥行きのあるアレンジ。まるでコーヒー豆を煎るような丁寧なプロセスで、ヴィンテージソウルの風合いと規則正しくもあたたかみのあるビートが柔らかく、そしてしとやかに楽曲を再構築していきます。
梅雨のしっとりとした空気に寄り添うように、静かに心を満たす一曲。コーヒーのお供に、どうぞお召し上がれ。
[コメント]「Raincoat」のリミックスは、シンゴと僕の初めてのコラボレーションです。
数年前にInstagramでつながって以来、お互いの音楽のファンでした。
彼からRemixを依頼されたとき、「Raincoat」は僕がすぐに選びたいと思った曲でした。
リードメロディーが本当に気に入ったんです。
このRemixではシンゴのギター、シンセのオリジナルのリード・メロディーを生かしながら、リハーモナイゼーション(コードの再構築)し、それに合わせて新しいベースを加えています。
新しいコードを弾くためにRhodesとDX - 10のサウンドを使い、そのサウンドがシンゴのギターととてもよく馴染んだのが気に入っています。
僕のワークスの中でも最高傑作だと思うし、シンゴの素晴らしい原曲をリミックスできて光栄に思っています。――関口シンゴ