英・リヴァプールのインディ・ロック・バンド、サーカ・ウェーヴス（Circa Waves）は、1月に発表したアルバム『Death & Love Pt.1』に続く新作『Death & Love Pt.2』を10月24日（金）に発表します。収録曲「Cherry Bomb」が、メンバーのジョー・ファルコナー（g）監督のミュージック・ビデオとあわせて公開されています。また、『Death ＆ Love Pt.1』と『Death ＆ Love Pt.2』をカップリングした、全18曲収録のアルバム『Death ＆ Love』のCDとLPが10月24日（金）に発売されます。

　2023年初頭、バンドのフロントマン、キエラン・シュッダルは、心臓の大動脈が重度に閉塞していると医師から言われ、その2日後、手術台で心臓を修復するためのワイヤーが挿入されるのを見守っていました。多くの公演がキャンセルされ、多くの薬を服用し、そして何よりも、新しい生活様式に適応していく必要がありました。「心臓発作の後、本当にたくさんの曲を書いた。創造力が解き放たれたんだ。これまでに書いたことのないほど多くの曲ができた」とシュッダルが語る新曲の数々は、シュッダルのプロデュースでフィンズベリー・パークにある友人のスタジオと、当時グリーン・デイとMUSEが作業していたロンドンのスタジオ、RAKでレコーディングされ、2枚のアルバムになりました。

　『〜Pt.1』と『〜Pt.2』の違いについて、シュッダルは「このアルバム（『〜Pt.2』）は2枚の中でもより楽観的な部分だと感じている。1枚目が手術や死、そして死への恐怖を扱ったものだったとしたら、2枚目はそれを乗り越えようとしているような感じだ。愛、人生、生き残り、そして多幸感についてのアルバムなんだ」と語っています。

　公開された「Cherry Bomb」は弾けるような、ゆったりとしたインディ・ナンバー。フリーフォームのヴァースから始まり、甘美なコーラスで「あなたのためなら何でもしてくれる人について歌っている。あなたのために戦いに飛び込んでくれる人、落ち込んでいる時にビールを飲みに連れて行ってくれる人、あなたを平静に保ってくれる人、そしてとにかくちょっとイカした人。人生にはみんなチェリー・ボムが必要だ」と歌われます。