ニュース

サカナクション、半年間にわたる全国ツアー“怪獣”完走 千秋楽公演は10日間限定アーカイブ配信も決定

サカナクション   2025/08/28 12:22掲載
はてなブックマークに追加
サカナクション、半年間にわたる全国ツアー“怪獣”完走 千秋楽公演は10日間限定アーカイブ配信も決定
 サカナクションが、今年1月から半年以上にわたり行なってきた全国ツアー〈SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”〉が、8月26日(火)・27日(水)神奈川・Kアリーナ横浜での追加公演でファイナルを迎えました。ツアータイトルに冠した「怪獣」はもちろん、初期の名曲「enough」や代表曲「新宝島」などが披露され、会場は熱狂。今回、サカナクションのパフォーマンスと斬新な映像表現を組み合わせた先鋭的な演出で構成された本ツアーの集大成となった公演レポートが公開されています。

 また、2日目の千秋楽公演は、8月30日(土)18:00より10日間限定でアーカイブ配信が予定。ファンサイトは「NF member」のFanstream、一般向けにはU-NEXTにて視聴可能となっています。詳細はサカナクションのホームページをご確認ください。

 なお、〈SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”〉ツアー本編のセットリストをまとめた、オフィシャル・プレイリストも各種ストリーミングで公開中です。

[ライヴ・レポート]
 サカナクションの全国ツアー「SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”」が、8月26日(火)・27日(水)神奈川・Kアリーナ横浜での追加公演でファイナルを迎えた。

 ツアータイトルにもなっている楽曲「怪獣」は今年2月にリリースされ、Spotify Japan Weekly Music Charts2週連続1位、Apple Music週間ソングランキング1位をはじめとする各音楽チャートの首位を席巻。Spotify Japanでは配信リリース初日の再生数が歴代最多を記録するなど、今年を代表する楽曲として存在感を示している。リリースから約半年が経った現在もチャートインを続け、ロングヒットを記録している。

 その「怪獣」を携えて開催された全国ホールツアー「SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”」は、当初予定していた17会場34公演すべてが即日ソールドアウト。8月26日(火)・27日(水)に神奈川・Kアリーナ横浜で急遽アリーナ規模での公演が追加された。

 ライブの総合演出は「怪獣」「新宝島」などサカナクションの代表曲のMVを数多く手がけている映像ディレクターの田中裕介。今回もサカナクションのライブ表現をさらに進化させている。横一列に並ぶメンバーの衣装、床、背面すべてが白で統一されたステージ。そのステージ頭上にはメンバーが立つ床と同比率の巨大なLEDモニターが吊るされている。

 一人の男が主人公となる“怪獣”をテーマにした映像がLEDモニターに映し出され、ライブパフォーマンスと同時に進行していく。映像表現、ストーリー、サカナクションが奏でる音楽が時に融合、時に拮抗するかのような斬新な表現に会場に詰め掛けた観衆は圧倒され続ける。

 初期の名曲である「enough」では楽曲に合わせてリアルタイムで男の手が山口の叫びを書き殴る、という斬新な演出が導入され、観衆もその世界に飲み込まれる。

 映像世界を彷徨う男の狂気とサカナクションが奏でる音楽世界が最高度の緊張感に達したその瞬間に今回のツアータイトル楽曲でもある「怪獣」が披露された。客席はバンドが奏でる一音一音を聴き逃すまいという異常な集中力が会場を包む。

 大ヒット後もメディアなどの表舞台で披露することはなく、非常に貴重な「怪獣」のパフォーマンスに、演奏後はまるでライブ全編が終わったかのような盛大な拍手と歓声が沸き起こる。

 「怪獣」を聴くという緊張感から解放された会場はその後一気にボルテージが上がっていく。

 「アルクアラウンド」に続く「モス」ではアップビートのロックナンバーにシンクしてレーザーが放たれ、「夜の踊り子」「アイデンティティ」「多分、風。」などヒットソングの数々を立て続けに披露。「アイデンティティ」は山口の「みんな歌える?」という煽りからスタート。会場全体が呼応するように大合唱に包まれ、この日最大の一体感が生まれた。

 ヒートアップした会場をさらに煽るように、代表曲「新宝島」を披露。会場のボルテージは最高潮となった。

 アンコール「ミュージック」では巨大LEDモニターの映像とメンバーのDJプレイによって一気にフロアはクラブに変化。サカナクションが放つ最先端のダンスミュージックに客席は大きく揺れた。

 MCで山口はファンへの感謝と今後への期待を伝え、最後の楽曲「ナイトフィッシングイズグッド」へ。也止めまない大歓声と拍手の中、約8ヶ月に及んだ「SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”」の幕を閉じた。

 サカナクションのパフォーマンスと緻密かつ斬新な映像表現を組み合わせた先鋭的な演出で構成された本ツアー。追加公演にもチケットの応募が殺到したことや、やむなく来場が叶わなかった多数のファンの声を受け、Kアリーナ横浜公演2DAYSは生配信が実施された。初日となる26日(火)は“体験版”として公演の前半をサカナクションオフィシャルYouTubeチャンネルにて無料で、ファンサイトとU-NEXTでは2DAYSの全編を有料にてリアルタイムで配信。YouTubeの同時接続は10万人を超え、有料配信と合わせるとのべ15万人以上が配信を視聴した。

 集大成となる神奈川・Kアリーナ横浜2日目の千秋楽公演は、8月30日(土)18:00より10日間限定でアーカイブ配信を予定している。ファンサイトは「NF member」のFanstream、一般向けにはU-NEXTにて視聴可能。配信のためにステレオでの視聴環境に最適化した、イマーシブ感(没入感)のあるサウンドで楽しむことができる。是非この機会に、圧倒的なスケール感とクオリティーのライブパフォーマンスをお見逃しなくチェックしていただきたい。


拡大表示


拡大表示


拡大表示

フォトグラファー:後藤武浩

怪獣ツアー “完全版” 配信
〈SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”〉8月27日(水)神奈川・Kアリーナ横浜
配信開始:17:30 / 本編開演18:30
特設サイト:cf.sakanaction.jp/feature/tour2025_online

[NF member限定]
FanStream
視聴チケット料金: 3,000円(税込)
受付期間:2025年6月27日(金)18:00〜2025年9月8日(月)21:00
アーカイブ期間:2025年8月30日(土)18:00〜2025年9月8日(月)23:59

[一般/国内視聴券]
U-NEXT
視聴チケット料金: 3,500円(税込)
受付期間:2025年6月27日(金)18:00〜2025年9月8日(月)21:00
見逃し配信期間:2025年8月30日(土)18:00〜2025年9月8日(月)23:59
※サカナクションのライブ映像10作品も見放題で配信中。ご視聴はこちら

[一般/海外視聴券]
FanStream
視聴チケット料金: 3,500円(税込)
受付期間:2025年6月27日(金)18:00〜2025年9月8日(月)21:00
アーカイブ期間:2025年8月30日(土)18:00〜2025年9月8日(月)23:59


〈SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”〉追加公演
8月26日(火)神奈川・Kアリーナ横浜OPEN17:00/START18:30
8月27日(水)神奈川・Kアリーナ横浜OPEN17:00/START18:30
全公演SOLD OUT

[セットリスト]
01. GO TO THE FUTURE
02. サンプル
03. ライトダンス
04. 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
05. ネイティブダンサー
06. ワンダーランド
07. enough
08. フクロウ
09. ドキュメント
10. 怪獣
11. アルクアラウンド
12. モス
13. 夜の踊り子
14. アイデンティティ
15. 多分、風。
16. ルーキー
17. 新宝島
18. グッドバイ

アンコール
01. ミュージック
02. アドベンチャー(8/26)
  セントレイ(8/27)
03. モノクロトウキョー(8/26)
  プラトー(8/27)
04. 忘れられないの
05. ナイトフィッシングイズグッド
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 大好きな街、小田原への愛を込めた「O・DA・WA・LOVE」配信リリース emily hashimoto[インタビュー] ギターミューズRei デビュー10周年 初のベスト・アルバム発売
[インタビュー] 突然、しゃっくりのように曲作りが止まらなくなった… 実力派歌手が初のアルバムを発表 高遠彩子[インタビュー] ふたたび脚光を浴びる作曲家の新作は、フル・オーケストラによるインスト・アルバム 日向敏文
[特集] 「柚木麻子と朝井リョウとでか美ちゃんの流れる雲に飛び乗ってハロプロを見てみたい」アフタートーク[インタビュー] アーバンで洗練されたグルーヴを鳴らす注目の6人組バンド BESPER
[インタビュー] 徹底的に音にこだわった ロックとオーケストラの完全なる“融合” GACKT[インタビュー] イベント〈The Night Unthreads 〜360° floor live〜〉にも出演 00年サウンド再来、CLW
[インタビュー] プロデューサー藤井隆が語る 麒麟・川島明のファースト・アルバム![インタビュー] スーパープレイヤーぞろいのブラス・アンサンブルが、満を持して発表するバロック名曲集 ARK BRASS
[インタビュー] 「私が歌う意味」 自らが選曲したディズニー・ソングで歌手デビュー 檀れい[インタビュー] 突如あらわれた驚異の才能! 10代の集大成となる1stフル・アルバム Meg Bonus
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015