米サウスカロライナ出身のシンガー・ソングライター、
サム・ビームのソロ・プロジェクト、
アイアン&ワイン(Iron & Wine)が、ニュー・アルバム『ヘンズ・ティース』を2月27日(金)に発表します。2024年に発表した前作『
Light Verse』の兄弟作という新作から、収録曲「In Your Ocean」がミュージック・ビデオとあわせて公開されています。
ビームはユニークなアルバム・タイトルについて「ずっとこのタイトルを使いたかった。このタイトルをすごく気に入ってる。僕にとって、このタイトルは不可能を暗示している。ヘンズ・ティース(雌鶏の歯)なんて存在しない。でも、このアルバムはまさにそんな感じだった。あるはずのない贈り物なのに、そこに存在している。あり得ないことだけど、現実なんだ」と語っています。
『ヘンズ・ティース』は、前作『Light Verse』の制作から1年後、ローレル・キャニオンのWaystation Studioで、前作と同じバンドとともにレコーディングされました。「曲作りに熱中している時、バンドは僕に寄り添ってくれて、想像もしていなかった世界へと導いてくれる。今の時期は、自発性が私にとって大切だ。以前ほど証明しなければならないことは多くない。ずっと自由になり、これまで以上に音楽を作るのが大好きになった。正解も不正解もない。ただ幸運を祈り、ベストを尽くすだけだ」とビームは語っています。ミュージシャンたちはすぐに意気投合し、互いに刺激し合ったため、数テイクで終わる曲も多く、ときには一日に2〜3テイクというペースでレコーディングは進められました。
『ヘンズ・ティース』と『Light Verse』は二卵性の双子と言えるかもしれません。DNAを共有し、互いに補い合いながらも、それぞれ異なるアイデンティティを持ち、共通点だけでなく相違点も定義しています。『Light Verse』は、言葉遊び、ユーモア、ナンセンスを多用する詩の形式にちなんで名付けられた甘く軽やかな印象派調のアルバムで、ときに抽象表現を交え、コロナ禍の憂鬱な空気を力強く振り払っています。一方、『ヘンズ・ティース』の世界は、『Light Verse』よりも土臭く、暗く、力強く、そして触覚的なものとなりました。陽気なリード・シングル「Robin's Egg」と、優しくも悲しげな「Wait Up」の2曲では、
サラ・ワトキンス、
イーファ・オドノヴァン、サラ・ジャローズからなるアイム・ウィズ・ハーがフィーチャーされています。