昨年10月にみずからのグループで来日公演を行ない、今年8月にはマリア・シュナイダー・オーケストラのメンバーとしてふたたび来日したトロンボーン奏者、ライアン・ケバリー(Ryan Keberle)。彼がブラジル・サンパウロのミュージシャンと組むライアン・ケバリー・コレクティヴ・ド・ブラジルの新作『Here is Donato!』が10月下旬に発売されます。アルバムのオープニングを飾る「Tema Teimoso」が先行公開されています。
アルバムには、60年代初頭の『Muita Vontade』から70年代の『Quem é Quem』『A Bad Donato』『Lugar Comum』といったドナートの初期作品を中心とした9曲に加え、2013年にライアンが、もうひとつのみずからのグループ「カタルシス」で発表した楽曲をコレクティヴ・ド・ブラジルのために再構築した曲を加えた全10曲を収録。5人はドナートの楽曲を、完成された過去の名曲として再現するのではなく、その音楽の背景とフィーリング、そしてドナートならではの明快さのなかに深く身を置きながら、新たなハーモニーやリズム、即興の可能性を自然に引き出しています。