EVISBEATSとの共作でも知られる
Nagipan(Piano)が、Joe Asada(Drums)、Junichiro Taguchi(Modular, Effects)と9月25日(金)にリリースする作品『AWANOFUMI』から収録曲「KONPON」を9月18日(金)に配信リリース。
『AWANOFUMI』は、音楽になる前の音が聞こえてくる気配や、意識を向けなければ通り過ぎてしまう、関心と無関心のあいだにある音─ そこだけに焦点を当てた作品。頭の中のイメージ、コード進行を弾き、オーバーダビングとエディットを重ねて楽曲の輪郭を整えていくという普段の制作方法を手放すことから始まりました。
おもむろに立ち上がるモジュラーの旋律に、ただピアノを合わせる。ドラムは空いたスペースへ、音をひとつずつ置いていく。どんな曲になるのか、どんな曲にしようか、その回路をあらかじめ断ち、意図を挟まず、指揮者を置かない雅楽の間合いのように、互いの呼吸だけで場と調和していくとのこと。
打ち合わせもなく、手探りのまま一発録りした音の連なりは、作曲というより古来から届いていた便りを読み起こす作業に近い仕上がりとなっています。生まれては消えていく、そんな気配にぜひ耳を澄ませてみてください。
9月25日(金)の『AWANOFUMI』発表に先駆けてこの度リリースされた「KONPON」は、一番はじめに録音した楽曲で、最初に鳴った数分、型もなければ次にどうするかもない状態で蠢くピアノとシンセ、エフェクトが織りなした、その日の気配がいちばん濃く残っている作品となっています。