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ホラー映画『とびらをあけたら』ポスター・ヴィジュアル&予告映像公開 主演・モトーラ世理奈が“オオカミ女”に

2026/10/30 12:19掲載
ホラー映画『とびらをあけたら』ポスター・ヴィジュアル&予告映像公開 主演・モトーラ世理奈が“オオカミ女”に
 第3回日本ホラー映画大賞で大賞に輝いた片桐絵梨子監督の長編商業映画デビュー作『とびらをあけたら』が、2027年1月8日(金)より東京・テアトル新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほかにて全国公開されることが決定。この度、本作の美しさと不気味さが交錯するポスター・ヴィジュアルと予告映像が公開されました。

 ある日、“オオカミ”に噛まれたことをきっかけに、身体も日常も変わり始めるひとりの女性。閉じ込めていた記憶と本能が目覚めるとき、彼女を待ち受けるものとは――。かわいくて、不思議で、どこか不気味な、オリジナルのダークファンタジーが誕生します。

 日本ホラー映画大賞は、2021年に立ち上げた、ホラーに特化したフィルムコンペティション。『呪怨』シリーズの清水崇監督を選考委員長に迎え、新たな映像作家の発掘と育成に取り組んできました。第1回大賞の下津優太監督『みなに幸あれ』、第2回大賞の近藤亮太監督『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』に続き、第3回大賞受賞者・片桐絵梨子が長編商業映画デビューを果たします。

 片桐監督が大賞を受賞した短編『夏の午後、おるすばんをしているの』は、母親のいない家でひとり留守番をする幼い少女の孤独と不安を、現実と幻想が溶け合う世界観で描いた作品。その受賞作を原点に、新たな物語として生み出されたのが本作『とびらをあけたら』です。原案・監督を片桐自身が手がけ、独自の感性で“オオカミ女”の物語を紡ぎます。

 さらに、本作は2026年7月、カナダ・モントリオールで開催されたファンタジア国際映画祭の「UNDERGROUND」コンペティション部門に選出され、ワールドプレミア上映。同年10月には、イタリア・トリノで開催されたTOHorror Fantastic Film Festでグランプリを受賞する快挙を果たしました。日本ホラー映画大賞で才能を見出された片桐監督の長編デビュー作が、海外の映画祭でも高い評価を獲得しています。

 主人公・美紀を演じるのは、『少女邂逅』『風の電話』『タイトル拒絶』などで鮮烈な存在感を放ってきたモトーラ世理奈。設計事務所で働く27歳の美紀は、ある日、獣のような“何か”に襲われ、「狼に噛まれた」と訴えます。しかし誰にも信じてもらえず、その日を境に五感が研ぎ澄まされ、日常が少しずつ変容していきます。幼い頃、ひとりで留守番をしていたときに遭遇した“魔物”の記憶。そして、そんな美紀のもとに届く、謎の集団「月待講」からの招待状。導かれるように訪れた先で、神との交わりを信じる老婆たちが美紀に告げます。「とびらをあけなさい」――。美紀の内側で、長く閉じ込められていた“何か”が目覚め始めます。

 また、本作の撮影を手がけるのは、2026年の第79回カンヌ国際映画祭で、日本人として初めて「ピエール・アンジェニュー・トリビュート賞」を受賞した撮影監督・芦澤明子。『トウキョウソナタ』『岸辺の旅』など黒沢清監督作品をはじめ、数々の日本映画を手がける、日本を代表する撮影監督です。世界的に評価される芦澤の映像表現によって、新鋭・片桐監督が描く幻想と現実の入り混じる独創的な世界が、どのようにスクリーンに映し出されるのかにも注目です。

 今回公開されたポスター・ヴィジュアルには、遠吠えをするオオカミと、その傍らでこちらを見つめる美紀の姿が。血を思わせる鮮烈な赤と、淡く幻想的な色彩が入り混じり、美しさと不気味さが共存する印象的な仕上がりとなっています。「あなたは、まだ、オオカミに噛まれてないかしら。」という意味深なコピーが、観る者の想像をかき立てます。

 予告映像では、倒れ込む美紀の姿を皮切りに、月夜に浮かぶ不穏な光景、奇妙な儀式、赤く染まったハートなど、現実と幻想が入り混じる不可思議な世界が映し出されます。「狼に噛まれた」と訴える美紀の身体と感覚は、次第に変化していきます。彼女の身に一体何が起きているのか――。美しくも不気味な映像が、観る者を奇妙なおとぎ話の世界へと誘います。

 そして、本作の主題歌には、シンガー・ソングライター谷山浩子の「銀河通信」が決定。幼い頃から谷山浩子の音楽に親しみ、その独創的な世界観に憧れ続けてきた片桐監督。自身の長編商業映画デビュー作の主題歌として、長年思い描いていた谷山の楽曲を熱烈にオファー。その強い想いが実を結び、今回の起用が実現しました。幻想的でありながら、どこか不思議で不穏な魅力を放つ谷山浩子の音楽が、片桐監督の描く奇妙なおとぎ話の世界を鮮やかに彩ります。

 加えて、本作が11月20日(金)から26日(木)まで、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催される「闇国際映画祭(YAMI International Film Festival)」の特別上映作品に選出され、ジャパンプレミア上映されることが決定しました。

 「行方不明展」「恐怖心展」など、数々の話題のホラーイベントを手がけてきた株式会社闇が主催する同映画祭は、国内外の革新的なホラー作品を紹介する国際映画祭。世界40の国と地域から182作品がエントリーした今回、片桐絵梨子監督の長編デビュー作が特別上映作品としてラインナップされました。

 閉じ込めていた扉を開けて、“わたし”が幸せになるまでのダークファンタジー。映画『とびらをあけたら』は2027年1月8日全国公開。

[コメント]
こんなおかしな映画を作ってしまいました。でも、とても美しく、悲しい映画でもあります。
夢で見た風景や昔話、心の奥に眠る恐怖や憧れを織り交ぜ、言葉では説明できない、人間の内なる力を描こうとしました。
主人公の美紀と一緒に、怖くて、可笑しくて、どこか切ない、奇妙な旅を楽しんでいただけたら嬉しいです。ぜひ劇場でご覧ください。

――監督・片桐絵梨子

初めてのホラー映画でしたが、現実的な怖さと想像の中にある怖さが合わさった、新しい「ホラーファンタジー」だと思います。
私が演じた美紀は、大人だけど、まだ子どものまま大人になったような女の子。自分の好きな世界を持ちながらも、外の世界とうまく噛み合えない部分があって、私自身も共感するところが多く、とても愛おしく感じました。
誰もが持っている子どもの頃の気持ちを思い出しながら、美紀が自分を解放していく姿を見届けてほしいです。映像もとても美しく、インパクトのある作品なので、ぜひその世界観を浴びてほしいです。

――主演・モトーラ世理奈/主人公・美紀


©2026「とびらをあけたら」製作委員会

■『とびらをあけたら』
2027年1月8日(金)東京 テアトル新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開
tobira.keyholderpictures.com
配給: KeyHolder Pictures
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