NITRO MICROPHONE UNDERGROUND(以下ニトロ)を日本のRuff Rydersとたとえるならば、こちらはDMX的存在といえるMACKA-CHIN（マッカチン）がCD＆DVDをリリースします。

　まず、テクノやアンビエントのフレイヴァーも感じられた前作『A Pride and Fear -Town in which fellows who like stimulation gather-』に続く新作CDアルバム『LAST』(写真・TOCT-26197　\\3,000(税込))が2月28日にリリース。おなじみDABO、DELIといったニトロ・メンバー以外にもMONTIEN名義でともに活動するシンガー、Tinaや琵琶奏者・坂田美子が参加、ヒップホップ〜R＆Bの枠を飛び越えワールド・ミュージックやテクノまでも取り込んだ相変わらずのMACKA-CHINワールドとなっているようです。またMACKA-CHINのソロ作品としては初めて外部のトラック・メイカーにトラック制作を依頼しているらしく、注目です。

　続く3月28日には初の映像作品となるDVD『Super 25』(TOBF-5519　\\3,300(税込))が登場。こちらは日本国内はもとより世界中を旅したMACKA-CHINが撮りためた映像を収録するほか、ミュージシャンによる通常の映像作品とは一線を画したブラック・ユーモアあふれる“アート映像作品”となっているとか。これまでの各種アートワークからもうかがえるように、ポップの“グレイト・サンプラー”なだけに期待大といえます。ニトロの、すなわち日本のヒップホップの“頭脳”ともいえる中心人物MACKA-CHINのゆらりとシニカル、ニヒルでキュートな両作品。ぜひお楽しみに！