日本クラシック・ギター界の第一人者、
荘村清志がデビュー40周年を迎え、ついにあの名曲を録音しました!
『アランフェス協奏曲』(TOCE-56232 税込2,800円)は5月13日発売です。
荘村清志は1964年、16歳の時に単身スペインに渡り、あの「禁じられた遊び」で有名なギターの巨匠、イエペスに弟子入りしました。67、68年にはヨーロッパと北米各地で28回の公演を成功させ、69年に日本デビュー。帰国後は、ギター界のプリンスとして活躍し、74年にはNHK教育テレビの『ギターを弾こう』の講師を務めて一躍知名度を上げました。
ロドリーゴ作曲の「アランフェス協奏曲」は、数あるギター曲の中でも屈指の人気曲。その「アランフェス」も、荘村が活動し始めた当時は、日本でほとんど演奏されていなかったといいます。荘村が師イエペスの十八番だった「アランフェス」を、コンサートで積極的に演奏し、オーケストラ・レパートリーに定着させたことは、日本の音楽界における大きな功績だといえるでしょう。
そんな荘村が、これまで「アランフェス協奏曲」を録音してこなかったのは、本場スペインのオーケストラと録音するための“期が熟す”のを待っていたためだといいます。そしてこのたび、友人たちの熱い思いが集結し、遂にその“時”がやって来ました。
2008年10月、スペインのビルバオにて、ファンホ・メナ指揮ビルバオ交響楽団とともに録音が行なわれたのです。録音の前にはビルバオ交響楽団の定期公演にも出演、「アランフェス協奏曲」をはじめ、CD収録曲を演奏し、絶賛を博しました。
2009年は荘村のデビュー40周年であると同時に、ロドリーゴの没後10周年というアニバーサリー。荘村の長年の思いが詰まった“魂のアランフェス”を味わってみてはいかがでしょう。
※5月13日発売
荘村清志
『アランフェス協奏曲』(TOCE-56232 税込2,800円)
[収録曲]
ロドリーゴ:
01〜03. アランフェス協奏曲 第1〜3楽章
04〜07. ある貴紳のための幻想曲 第1〜4楽章
武満 徹:
08. 夢の縁(へり)へ
[演奏]
荘村清志(g)
ファンホ・メナ指揮ビルバオ交響楽団
2008年10月21〜23日 スペイン、ビルバオ
■スペイン・ビルバオ交響楽団 荘村清志アランフェス初録音記念コンサート
7月9日(木) 19:00 東京オペラシティ コンサートホール
その他、全国6ヵ所でのコンサート開催決定。
詳しくは、KAJIMOTOのホームページ(http://www.kajimotomusic.com)へ。