温かく心地よいメゾ・ソプラノの美しい響きにより、世界中のオペラハウスで活躍する
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Angelika Kirchschlager)。来日公演に合わせて、ニュー・アルバム
『ヴォルフ歌曲集』(SICC-1165 税込2,520円)が7月1日に発売されます。
グラミー賞、エコー賞など、数々の権威ある音楽賞を受賞して実力も証明済みのキルヒシュラーガーは、オペラだけにとどまらない幅広いレパートリーを持っており、これまでにも多くの歌曲のアルバムをリリースしています。
今回リリースされるアルバムは、先にスイスの出版社『ラ・ドガーナ』からCD付き書籍として発売されていたものと同じ音源によるもので、プロデュースは元デッカのクリストファー・レイバーンが担当。達人
ヘルムート・ドイチュのピアノ伴奏を得て、キルヒシュラーガーの落ち着いた美声によるヴォルフが味わえる注目アルバムの登場です。
なお、来日公演では7月20日から行なわれる「小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトX」の演目であるフンパーディンク作曲のオペラ『ヘンゼルとグレーテル』にヘンゼル役で出演します。グレーテル役は彼女とのデュオ・アルバムもリリースしている
バーバラ・ボニーです。
※7月1日発売
アンゲリカ・キルヒシュラーガー
『ヴォルフ歌曲集』(SICC-1165 税込2,520円)
[収録曲]
●ヴォルフ:
『ゲーテ歌曲集』より
01. アナクレオンの墓(第29曲)
『メーリケ歌曲集』より
02. 乙女の初恋の歌(第42曲)
03. 子供と蜜蜂(第2曲)
04. 夜明け前の楽しいひと時(第3曲)
05. 尽きることのない愛(第9曲)
06. 捨てられた娘(第7曲)
07. 出会い(第8曲)
『ゲーテ歌曲集』より
08. ミニョンI(第5曲)
09. ミニョンII(第6曲)
10. ミニョンIII(第7曲)
11. ミニョン(君よ知るや、南の国)(第9曲)
『アイヒェンドルフ歌曲集』より
12. ジプシーの娘(第7曲)
13. 災難(第15曲)
14. 夜の魔法(第8曲)
『ハイネ、シェイクスピア、バイロンの詩による4つの歌曲』より
15. 眠れぬものの太陽(第3曲)
16. どんなに美しいものも類なく(第4曲)
『メーリケ歌曲集』より
17. 隠棲(第12曲)
18. 春に(第13曲)
19. さようなら(第36曲)
20. 考えてもみよ、ああ心よ(第39曲)
21. 旅先で(第15曲)
『ケラーの詩による6つの古謡』より
22. お入りなさい、気高い戦士たち(第1曲)
23. 私の恋人はフィンクのように歌う(第2曲)
24. 乳飲み子よ(第3曲)
25. 朝露を踏んでさまよえば(第4曲)
26. 炭焼きの女房は酔っている(第5曲)
27. 明るい月のなんと輝かしいことか(第6曲)
[演奏]
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms)
ヘルムート・ドイチュ(p)
[録音]
2003年8月26〜29日 ウィーン