クラシックの枠にとどまらないユニークな音楽性と、冴え渡る技巧で魅了するヴァイオリニスト、
ダニエル・ホープ(Daniel Hope)のニュー・アルバム
『G線上のアリア〜バロックの旅』(UCCG-1469 税込3,000円)が9月16日にリリースされます。
ヴァイオリンという楽器が劇的な発展を遂げ、ヴァイオリニストや作曲家たちがルネサンス時代の厳格さから解放された“バロック”という時代。音楽家たちはヨーロッパ各地を旅して回り、さまざまな様式を融合させ、革新と洗練をもって独自の表現を探求しました。
今作はそんなバロック時代のヴァイオリン音楽にフォーカスし、ヘンデル、テレマン、バッハなど有名作曲家だけではなく、ファルコニエーリ、オルティス、マリーニ、ヴェストホフといった知られざる作曲家による名曲をセレクトした非凡なセレクションです。
豊穣の時代から珠玉の作品を掘り起こし、その多様性を示すとともに、バロックの精神を現代に蘇らせた一枚といえるでしょう。
9月には来日公演もあり、そちらも楽しみです!
※9月16日
ダニエル・ホープ
『G線上のアリア〜バロックの旅』(UCCG-1469 税込3,000円)
[収録曲]
01. ファルコニエーリ:チャッコーナ
02. ヘンデル:サラバンダHWV437
03. オルティス:リチェルカータ第2番
04. ファルコニエーリ:甘美な旋律
05. マリーニ:3声と4声のパッサカリオ
06. マッテイス:昔のサラバンダあるいはチャッコーナによる様々な変奏
07〜08. パッヘルベル:カノンとジグ
09〜11. テレマン:ヴァイオリン協奏曲イ短調
12. ヴェストホフ:鐘の模倣
13.マッテイス:スコットランド風ユーモアに基づくグラウンド
14〜17. ジェミニアーニ:合奏協奏曲第5番(コレッリのソナタop.5-5の編曲)
18. ヴァレンテ:ナポリのガリアルダ
19. ファルコニエーリ:3声のパサカージェ
20. ルクレール:タンブラン
21. 作曲者不詳:グリーンスリーヴズ・トゥ・ア・グラウンド
22. ヴェストホフ:その壮大でかくも名声を博した戦い
23. ヴェストホフ:リュートの模倣
24. バッハ:エール(管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068から)
[演奏者]
ダニエル・ホープ(vn)
ロレンツァ・ボッラーニ(第2ソロvn)、ルーシー・グールド(vn)、ステュアート・イートン(va)、ウィリアム・コンウェイ(vc)、エンノ・ゼンフト(cb)、ヨーロッパ室内管弦楽団のソリストたち
[録音]
2009年6月 ワイアストン
■ダニエル・ホープ 来日公演
9月19日(土)、20日(日) 東京・NHKホール(NHK交響楽団定期Aプロ)
9月25日(金) 新潟・魚沼市小出郷文化会館(清水和音 他との室内楽公演)
9月26日(土) 東京・トッパンホール(清水和音 他との室内楽公演)