注目度急上昇中の実力派ヴァイオリニスト、
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Arabella Miho Steinbacher)のニュー・アルバム
『シマノフスキ/ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲』(RPTC-5186 353 税込3,400円)が11月1日にリリースされます。
シュタインバッハーは、1981年ミュンヘン生まれ(母親は日本人、父親はドイツ人)。3歳の時に初めてヴァイオリンのレッスンを受け、その6年後にはミュンヘン大学のアナ・チュマチェンコ教授に最年少の弟子として受け入れられました。
イヴリー・ギトリスからも音楽に関して貴重な触発と忠告を受け続けています。
ちょうど10月27日より、
リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との共演のため来日中で、名前を耳にされた方も多いことでしょう。
これまでOrfeoレーベルから
ハチャトゥリアンや
ミヨー、
ショスタコーヴィチ、ラテン作品集など、ほかの若手ヴァイオリニストたちとは一味違う意欲的なプログラムによるアルバムを発表してきたシュタインバッハーですが、今作はPentatoneレーベルからのリリース。その第1弾はシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番とドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲という、これまで以上に濃密で濃厚な組み合わせとなりました。
共演は
マレク・ヤノフスキ指揮
ベルリン放送交響楽団。神秘性、官能性を漂わせるシマノフスキ、ボヘミアの抒情と香りが満ちあふれたドヴォルザークでは、作品の特色を活かしながらも過剰な表現に走らないシュタインバッハーのスマートなスタイルが光ります。
ユリア・フィッシャー、
マーティン・ヘルムヘン、
サ・チェンなど、若き才能を発掘しスターダムへと送り出した実績を持つPentatoneからのリリースということもあり、今後の活躍がますます楽しみです!